「脱落寸前の元研究生です」

(2-26-02)

わたしは、東京に住んでいたときに聖書研究をはじめ、その後まもなく他県
に移りましたが、引越しをしたすぐ後で、地元の会衆の姉妹が早速訪ねて来
られて、また研究を再開しました。
その2年後、外国に転勤になったのですが、驚いたことにすぐに現地在住の
姉妹が訪ねてこられました。
このネットワークには驚きます!
この姉妹は、日本で長い間特別開拓者として奉仕された、信仰の大変強い姉
妹でした。
厳しい激励の元、集会に参加することを強制され、夫の猛反対に合いながら
も、「神への愛を示すために」全ての集会・大会には参加していました。
最初の大会では、「あなたは司会者の話に真剣に耳を傾けていなさい。わた
したちがお子さんの面倒をみていますから」とまだ2歳前の息子を、数名の
姉妹たちが会場のトイレの個室に押し込めて折檻していました。
 
日本に一時帰国したとき大会に参加したことがあります。
正直いって、恐ろしくなりました。
子どもがいるとは思えないくらいの静けさです。
トイレに行くと、愛の鞭をお尻にもらっている「自制心のない子どもたち」
が数人いましたが・・・。
 
外国では、集会中でも子どもたちにはそう厳しくありません。
泣いている子、椅子の上や下で(床で)寝ている子。
お絵かきをしている子。集会とは関係のない本を読んでいる子。
みんなそんなに気にしてないのです。ただ、日本から来た姉妹たちは、そう
いう子どもたちと母親を睨んでいました。
 
わたしはといえば、「こどもは集会には連れて行くな」という夫と、
「子どもを連れて来なければクリスチャンの母親としては失格だ」という姉
妹の間に挟まれて随分苦労しました。夫婦間で離婚問題も何度も持ち上がり
ました。
夫の目を盗んで、夜の集会に連れていくと、幼いこどもたちは眠さでむずか
りだすのですが、
「ちゃんと姿勢よく座って話を聞かせる訓練をしなさい」と隣で姉妹がプレ
ッシャーをかけます。わたしだって何がなんだか全然わからない外国語の話
なのに、子どもならなおさら面白くないでしょうに・・。
 
わたし自身、無宗教の家庭に育ちながら、自らの意思で幼いときからプロテ
スタントの教会に通うようになり、聖書へ惹かれた人間です。
子どもたちにも、自分でいろいろなことを学ぶ中で、自分で信じる道を選ん
でいって欲しいと思っています。
親が強要することではないと思っているのです。
しかし、子どもを連れてこない、或いは全く子どもに家庭研究をしない母親
は、会衆の中では「失格者」のレッテルを貼られるです。
そういう母親を見る日本人の姉妹たちの冷たい視線をわたしも随分見てきま
した。
 
そういうこともあって、この組織への信頼が得られないまま、また違う国に
住むことになり、今ではまったく集会にも参加していませんが、昨日、地元
の日本人姉妹から電話をもらいました。
エホバの証人の誰にも、この家の電話番号を知らせていなかったのに、どう
してわかったのか、まったく恐ろしい気がしました。
 
現在、わたしは本当に悩んでいるのです。
神を愛しています。が、エホバの証人が果たして、彼らの言うように唯一の
神の組織であることにまだ確信がもてないのです。
こんなに長い間、どっちつかずのわたしを、ある姉妹は、
「エホバが最も嫌われる人間」だと表現していました。
神には嫌われたくないのだけど、と溜息の絶えないこのごろです。
何か、有益なアドバイスがあったらいただきたいのです。

《編集者より》
有益なアドバイスかどうか分かりませんが、私はエホバの証人の外の世界をもっと見ることをお勧めします。ほとんどの研究生は、組織に長くいればいるほど視野が狭くなり、組織の活動しか目に入らなくなります。あなたがこのウェブサイトを訪れたということは、きっとあなたの視野は、回りの熱心な姉妹の影響にもかかわらず、まだ狭められていない証拠です。その広い視野を持ちつづけて、納得がいくまではバプテスマを受けないことをお勧めします。「エホバが最も嫌われる人間」だと言われたそうですが、その姉妹がエホバの代弁者でもない限り、誰がエホバに好かれて、誰がエホバに嫌われるかは、その姉妹の決めることではないことを覚えて、そんな嫌がらせの言葉は無視すべきでしょう。「神には嫌われたくないのだけど」と思ってその姉妹の言うなりになったら、あなたはまんまと組織のマインド・コントロールの罠にひっかかるだけでしょう。エホバの証人の組織の外側から、神とエホバについてもっと考えることをお勧めします。