「離婚に関する協会の見解を教えてください」に対して

(2-25-02)

「離婚について組織の見解を教えてください」を書かれたかたに対して、
10年くらい前私の会衆で起きた経験をお話しします。参考になればと思いました。
その方は姉妹ですが私の会衆の区域から3〜40q離れたところへ嫁がれそこでエホバの証人に
なられた方で当初よりご主人が真理に反対されていて反対されながらもがんばっておられました。
しかし時たつ内に和らいだり強くなったりしながら反対が強くなっていきとうとうご主人は余り仕事
もしないようになったり賭け事をしたりするようになりつまらん男に成り下がって行きました(元々少し
ぐ〜たらのようでしたが・・)そんな中でも姉妹は2人の息子さんと舅お母さん家族を支えるべく一生
賢明ご自分が働かれるべくやっておられました。しかしご主人は借金までも作った上に姉妹に暴力
をふるうようになりどうしようもなくなりました。それで仕方なく私達のとこの区域にある実家に帰って
こられ私達の会衆に交わるようになりました。その当時私は書記をしていましたので家が比較的近
いと言うこともあって相談に乗ってあげていました。いろいろありますが、そのとき長老団で少し会合
をしてご自分も考えていたようですが提案としてしばらく別居して様子を見ながら努力されることを薦
めてみました。それでご主人も納得の上別居という形を取られました。しかしその後も執拗に別居先
に来ては暴力をふるい「殺すぞ、殺すぞ」と脅し包丁まで握ってみせるようになり、姉妹は恐怖心を抱
ようになられました。そして出来るなら「離婚したい」と言われるようになりました。私達は姉妹の状況
を考え思いやりいろいろ出版物を調べていきとうとう協会から長老団当ての手紙の中に・・はっきり覚
えていませんが「離婚が必ずしも淫行だけに限らない」という内容の一文を見つけました。それは霊的
破壊、命の危険です。それでその文面を私は書記だったので姉妹にこっそり見せてあげました。
その後、その姉妹は巡回男に近づきどう判断したらよいか助言を求めたそうですがその巡回も同じ協
会からの手紙をその姉妹に見せてあげたそうです。そのご姉妹はご自分で判断され決定されました。
その後正式に離婚され、その2年後くらいにそのご主人は亡くなり息子さん2人を引き取りがんばって
おられます。(しかし離婚しても夫が生きているなら他の人と結婚できない状態ですね)
そして会衆の個々の人々もそれまでのその姉妹の大変さを知って理解し暖かく励ましていました。
投稿しておられる方の文面では「知人にもう30年位、夫である献身者に暴力を受け続けている人が
います」とありますが、その人は世の人ではなくクリスチャンのようですからそれはもう審理委員にかけ
直らないなら排斥です。その類の排斥の聖書的な根拠は数え切れないほどです。
それが出来ないあるいは知識識別力がないような長老や巡回なら早く別の監督などに相談しておろす
ようにすべきです。  例えば
目ざめよ誌1993/2/8号14ページには「・・・・虐待が耐えられないものになったり、生命そのもの
が危険にさらされたりする場合、信者である結婚当事者は”離れる”ことを選ぶかもしれません。しかし、
折り見て和解するよう努力すべきです。・・・それでも、法律上の離婚や法律上の別居はそれ以上の
虐待から身を守る手段となるかもしれません。犠牲者はこのような状況の中でどうすることを選ぶかを
自分で決定しなければなりません。 ”人はおのおの自分の荷を負うのです” ガラ9:5」 とありますよ
他にも資料は  搭83/6/15 28.29P  搭88/11/1 22.23P 特に搭75/8/1 479
ページなどですが、索引の本を使って「離婚」「別居」「離婚の根拠」などの資料を調べてみてください。
協会の味方をしている訳ではありませんが以前から見方は変わっていないようです。
 
聖書理解も常識、道義的感覚、人間性、神の思いなど熟考しながら適用しなければならないですね。
   では                       P98より

《編集者より》
詳しい情報をありがとうございました。前回の「離婚について組織の見解を教えてください」への返事を書いた後で、調べてみてあなたのおっしゃる通りであることがわかりました。また何人かの現役のエホバの証人の方に聞きましたが、現実には配偶者の姦淫以外の理由、つまり一般社会と同じように相性が悪いというだけでこっそりと離婚している例も最近は増えているそうです。一方、上にあげた例では暴力を振るう夫が未信者ですが、これが前回の投書者の場合のようにエホバの証人の長老であった場合、証人であって暴力を振るわれる妻の立場は非常に弱く、離婚はそう簡単に行かないようです。これに関しては、長老が妻に暴力を振るう場合、妻が組織の矛盾に気づき、エホバの証人を止めて離婚した後で、明らかにされた体験談を読んだことがあります。やはり長老が暴力を振るう場合には、その長老自身に大きな権力があり、内部から問題を解決するのは難しいようです。