「いったいどういう理由でぬけたの?−家内はエホバの証人」

(1-23-02)

編集者様

 家内はエホバの証人です。昨年まで3人の子供ら(10才、
7才、4才)も巻き込んでいました。しかし、少なくとも子ど
もたちには自分で考え、のびのびと育ってほしいと思い、昨年
末に大喧嘩をして、集会・奉仕には行かせないようにしました
。しかし、日中私が仕事に行っている間に、エホバの話をして
いるようで、子供らは集会に行きたいと言っています。相変わ
らず子どもたちは、誕生日やクリスマスを拒絶し、エホバの教
義を信じており、妻に気付いてもらわないと、根本的な解決に
はならないようです。牧師さんの話を聞いてくれと言っても聞
く耳を持たないので、私が勉強して、教団が抱える問題点を示
すようにしています。しかし、今のところ全く効果はありませ
ん。骨髄移植が、輸血と大きく違わないことを言っても、だか
ら何なの?と開き直っています。献血しないくせにアルブミン
や免疫グロブリンを使用するのは自分勝手で愛のある組織の考
えとしておかしいのでは?と言っても、野菜を食べる人が野菜
を作らなくてはいけないわけではなく、別な形(伝道)で愛を
示していると言います。更に国連にNGOとして加入していたこ
とも、ルカ16-9(不正にまみれた富で友達を作りなさい)を示
して、緋色の野獣も利用しても構わないと言う屁理屈をいう始
末です。たぶん、どんな問題を指摘しても、なんらかの屁理屈
、あるいは開き直りを示すだけでしょう。あたかも砂漠にコッ
プ1杯の水を注いでいるような気分です。でも、あきらめたく
はありません。いつか、おかしいことに気付いてくれると信じ
て、話し続けるつもりです。普段も極力妻や子供たちとは時間
を共有し、エホバ以外のいろんな話をし、いろんな経験をさせ
てやりたいと思っています。そうすることにより、1分でも1
秒でもエホバのことを忘れ、今の世の中も十分に素晴らしく、
楽しいことが沢山あるし、エホバの証人でなくても、いい人が
沢山いることに気付いてくれることを願っています。
 このホームページは、非常に多彩な情報を提供してくださっ
ており、とてもためになっています。ひとつ質問なのですが、
証人をやめた方が、一体どうしてぬけたのか、きっかけになる
話・事柄として、どういうことが多いのかわかりませんか? 
そういう場を妻に与えることにより、ぬけさせる可能性が少し
でも高くなることを望んでいる次第です。

悩める3児の父(38才)

《編集者より》
奥さんの対応の仕方を見ていると、かなりエホバの証人としての護教の訓練を受けている方と見受けます。奥さんの反論には、全て別の反論ができます。たとえば、野菜のたとえでは、「あなたは野菜(血)を作る必要はない、あなたは既に野菜を持っているのに人のくれる野菜を食べている、それなら野菜が無くて困っている人に自分の持っている野菜の一部を提供してあげることは全ての人にあてはまる愛ある行為ではないですか」と言えるでしょう。でもこのような反論をしても、奥さんの心が閉ざされていれば、まず必ず奥さんは対話拒否に出ることでしょう。エホバの証人は自分が「霊的な危険」にさらされると考えると対話を拒否するように訓練されています。それはこれ以上対話を続けると、自分が自分の立場を再検討する可能性があると感じる時です。そのような時は対話を避けて、ただエホバに祈り組織に服従することを再確認することで心の安定を取り戻せるのです。従ってそのような時にあなたから更に攻勢に出ても、逆効果になる可能性があります。

どのようなきっかけでやめることになったのか、という質問ですが、それはここに掲載されている多数の投書の中に個人個人の体験談として書かれているので、お読み下さい。私の長年の観察では、エホバの証人になるのもそれをやめるのも、かなりの部分に性格的な問題が働いていると思います。つまりエホバの証人になり易い性格と、なりにくい性格とがあり、なり易い性格の人は勧誘によって簡単に入り、一旦入ると中々出られないのに対し、元々エホバの証人になりにくい性格の人は比較的簡単に出られるようです。どのような性格がエホバの証人になりやすいかは一概には言えませんが、エホバの証人の多くの人々に共通するのは、漠然とした恐怖心のある人(死への恐怖を含む不安神経症的性格は非常に多く見られ、うつ病的傾向も強い)、曖昧なものに意味をつけたがる人(関係妄想的傾向)、暗示にかかりやすい人、そして権威に弱く集団に依存する傾向の人、が多いようです。逆に毅然として自立心がありどんな話も鵜呑みに信じることの無いような性格の人はエホバの証人になりにくく、たとえ何らかの理由で(たとえば家族との関係から)エホバの証人になっていても簡単に組織を離れることが出来るようです。そのような性格の人々は、このウェブサイトのような簡単な情報がきっかけになって組織を離れることができるようです。しかし、元々性格的にエホバの証人がピッタリという人々は、どんなに周りが働きかけても辞める可能性は少ないと思います。