「ちょっと地味で陰険かもしれないけれど、こんな活動をしてみました」

(9-29-01)


読売新聞(関西版)には「人生案内」という身の上相談コーナーがあります。
私はそこに、こんな相談を持ちかけました。
「私はある宗教団体に加入しています。いわゆるキリスト教系ミレニアム派教団で
す。輸血拒否でよく話題になります。滅びが近いから生活設計を変えよ、という教団
です。こんな宗教に深入りしてしまった自分の無知は責められてもしようがありませ
んが、最近、この教団の教理が聖書学をまったく無視した教理であることを知りまし
た。開拓奉仕というフリーター暮らしをして布教するという勧めを受け入れて十数年
たちました。そのあいだ国民年金の支払いを免除申請してきました。愚かなことをし
たと思いますが、今から人生をやり直すとしたら、老後のために何ができるでしょう
か。行政サービスや保険サービスについて教えてください」
残念ながら採用にはなりませんでしたが、私はぜひ採用にと願っていたわけではあり
ません。これを読んだ新聞関係の方々のうち、一人でもエホバの証人の問題に関心を
持ってくれればという願いがあったのです。

これは「不活発な証人の告発」の投稿者の方へお礼のメールで書いたことなのです
が、この内容は本当です。新聞社宛てなので、自分の住所、氏名ははっきり書かなけ
ればいけないので、勇気はいったのですが(匿名希望の意思をつよく念押ししておき
ましたが)、このやり方はちょっと陰険でしたでしょうか・・。

《編集者より》
ちっとも陰険であるとは思いません。あなたが書かれたことは組織に一生を捧げて楽園を待ち望んできた高齢のエホバの証人が皆抱えている問題で、実際深刻な問題です。そしてあなたのおっしゃるように、エホバの証人問題の啓蒙としてもある程度の効果があると思います。不採用にもめげず、今後も続けてみて下さい。


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