エホバの証人研究生になったきっかけ

(7-22-01)

以前に投書致しました元研究生です。(教理を信じきったまま組織を離れた元研究生)心の整理が
ついた時点で体験談をとの暖かい言葉を頂きましたので、その様にさせていただきます。私は、今
から約20年前の11歳か12歳の頃ですが、父の仕事の都合で生まれ育った住み慣れた場所を離れ、全
く知らないところに引越したため、環境に慣れず精神的に不安定になっていました。家族の関係も
決してうまくはいっておらず母もノイローゼ気味になっておりました。そんなある日私が小学校に
通っている間のことですが、エホバの証人のT姉妹という方が母のところに尋ねてこられました。そ
して家庭聖書研究を家族の中で最初に始めました。そして集会に誘われた為、家族みんなで行くこ
とになりました。そのときまで私は何も知らず両親からある日突然「明日教会に行くよ」と言われ
たのを覚えています。もちろん後になって教会ではなく王国会館であると教えられたのは言うまで
もありません。私はキリスト教など当時は関心もなくかなり抵抗がありました。王国会館に着くと
エホバの証人の皆さんに大歓迎を受けました。新しい場所に引越し、以前とは異なり学校の教師や
生徒も悪い人間ばかりなのに世の中にはこんなに良い人たちがいるのかと思い感動しました。私が
学校が休みでたまたま家にいたある日T姉妹がO姉妹と言う方を連れて母の家庭聖書研究のために我
が家に来られました。この時初めて研究に参加することになりました。T姉妹は、ご主人が奉仕の僕
で息子さんと娘さんが伝道者でした。O姉妹のご主人は長老で、この長老が後に私の人生に大きな影
響を与えることになりました。そして私も家庭聖書研究を始めることになりました。当時の聖書研
究のスケジュールは、毎週土曜日の午後T姉妹が息子さんと娘さんとともに来られ、私は二階でT姉
妹の息子さんと出版物の研究を行い、その間一階では弟がT姉妹や娘さんと研究を行ってその後合流
して一階でT姉妹からエホバの証人の教理や組織のことについてのお話を聴くというものでした。息
子さんは私より一つ年が下で、当時まだバプテスマは受けておりませんでした。最初に始めたのは
「わたしの聖書物語の本」でした。この本は、質問が付いていないので、司会者が考えた質問に答
えるというものでした。この本を研究した為、聖書の話のながれや登場人物名など覚えることが出
来聖書に興味を持つことが出来ました。例えばヤコブの12人の子供の名前ルベン、シメオン、レビ
、ユダ、ダン、ナフタリ、ガド、アシュエル、イッサカル、ゼブルン、ヨセフ、ベニヤミン、今で
も言うことが出来ます。組織のことについては本部がニューヨークにあり、この世では組織の代表
がイエスキリストだと言っても通用しないので便宜上会長がいてフランズ兄弟(当時)であると教え
られました。教理についての説明は、聖書はどんな宗教の教典よりも古いこと、聖書は神自らの言
葉を神に忠実な人に聖霊によって書かせたこと、その為聖書を教典としているキリスト教が真の宗
教でその他の宗教は全て偽りの宗教でサタンの配下であること、キリスト教の中でもエホバの証人
以外のキリスト教は正しい道からそれていったものでこれらはキリスト教世界と呼ばれ偽りの宗教
でサタンの配下であること、根拠としては、エホバの証人は、聖書どうりの行いをしているが、キ
リスト教世界は聖書どうりの行いはしておらず、戦争の時など普通に軍隊に入りキリスト教徒同士
殺し合っていることなど聞かされ確かにそうだと思い疑いもなく納得しました。そして、近い将来
ハルマゲドンにより事物の体制は滅ぼされエホバの証人だけが残り永遠の命を得ることを教えられ
ました。まとめると神によって書かれた聖書通りの行いをしているのはエホバの証人だけで、エホ
バの証人になれば永遠に生きれるが、それ以外はハルマゲドンで滅ぼされると言うことで、私は事
情があり研究生のまま組織を離れてしまったので20年前のこの時から2年前のこのホームページのレ
イモンドフランズ兄弟の記事を拝見するまでの間いつハルマゲドンで滅ぼされるかと怯えながらの
生活でした。あの時のマインドコントロールの解けた瞬間は今でも忘れられません。今回は長くな
るので次の機会にそのことについても詳しく書きたいと思います。

《編集者より》
典型的なエホバの証人の家庭が形成されていく過程がよく描かれていて興味深く読みました。この続きをぜひ送って下さい。