「お立場重視のエホバの証人」−(静かなる嵐)

(7-2-01)

会衆を訪問すると不思議な経験をする。証人はこの世から離れているはずなのに、挨
拶のことばは「兄弟は会衆内でどんな立場ですか?」がお決まりである。彼等の関心
事が私の会衆内の肩書きである。ハワイにある日本語会衆は集会に初めて参加する証
人に紙を配り、会衆名、そして自分の立場を書く覧がある。長老かしもべか、その他
である。実はこの精神を煽っているのが協会である。兄弟の目標は長老になる事、そ
のためにはまず開拓を始め、奉仕のしもべになり、長年問題を起こさず、長老のペッ
トになり最終的に推薦を得る。推薦をもらうと殆どのケース、任命をもらう。
協会はこの制度を巧みに用いて、兄弟たちの権威欲を刺激して、その立場を得たがる
ようにさせるのである。
このやり方は共産党のやり方と、とても類似している。共産党員になるのはとても誉
れのある事であるように思わせるために、わずか少数の者しか共産党員になれなくす
るやりかたである。人間は届かないと思うとさらに頑張り目指す。いつのまにか人生
の目標が長老になることになり、上役に従順であることを強いられ、真理はどこかに
行ってしまい、組織人間ができるのである。

この組織人間の最たる者が、べテルのメンバー、特にべテ長になると超エリートであ
る。以前のものみの塔の記事の中で「どちらが偉いのですか?宣教者とべテルメン
バー?」を思い出す。
これらの事を聞いていると、まるで世俗の人間社会とどこが違うのか? そのうち証
人用の名刺ができるのかもしれない。
イエスは「あなたがたは皆兄弟である。」と言われたが、協会はまるで別の立場を
とっている。
鉄の組織はこのうまくくできた、お立場組織、それぞれの立場をフルに活用し、競争
心をあおりこの罠にはまっている間はこの組織を辞めようとは誰も思わない、むしろ
あいつには負けたくないからもつと頑張ろうとなるのである。
さらにどんな特別な証人の立場があるだろうか。

ある顕著な病院の医師が研究を始め、バプテスマを受けた。たちまち、その医師は協
会より任命されて特別な立場を得た。自分たちに都合の良いプロパガンダのために使
う。けれどその医師はバプテスマを受けたばかり、聖書の事はまるでシロウト、ほや
ほやの駆け出しにも関わらず、重要な立場を与えらるのである。その地位を一般の信
者が得ようと思ったら長老を30年しても難しいかも知れない。
又、協会は、ある弁護士がバプテスマをしてエホバの証人になったと聞いたら、すぐ
にベテルに招待し、本部の法律顧問に即抜擢した。
ものみの塔の矛盾はここにもある。高等教育は受けるなといいながら、実はこの世で
立場のある人、高学歴、特に医師や弁護士、設計士、会計士、コンピュータプログラ
マーは優遇するのである。

ではお立場のない人はどうなるのか? 答えは、これからも家から、家を回って雑誌
を売り歩き、協会にみつぐ事である。まさにミツグ君である。

投稿

静かなる嵐

《編集者より》
引き続き重要な視点の投稿をありがとうございます。私の知っているあるエホバの証人は最近ベテルメンバーに抜擢されましたが、その際の周りの証人の扱いは、まるで超一流会社に就職が決まり人生最大の成功を収めたかのような周りの祝福の仕方でした。あなたのおっしゃる通り、組織内で立場が上がることはエホバの証人のキャリアの中で非常に重要な比重を占めているようです。また、特殊技能がある者が「出世」が早いことも事実で、多くの技能を外部の者でなく内部のエホバの証人の間でまかないたいという組織の希望が強く出ていると思います。特に弁護士とコンピュータープログラマーは、現在のものみの塔協会が最も必要としている人材であると言えるでしょう。