不活発な証人の告発 その3−メールアドレスの公開

(6-17-01)

 いつも更新を楽しみにしております。編集後記を読まさせて頂きましたが、村本さんが払ってく
ださる努力に心からの感謝を述べたいと思いました。
 今回の投稿もすべて読まさせて頂き、今さらですがエホバの証人の組織の中には非常識な人たち
が多いことに驚いております。「エホバの証人の14年間の経験」を投稿された方の経験を涙なが
らに読まさせて頂きました。自分たち家族が経験した事柄とオーバーラップしてしまったのです。
エホバの証人になるために私は仕事を辞めて、比較的時間に自由が利く給料の安い会社に転職しま
した。妻と2人の子供を養う責任を果たしながら、週に5つの集会に休むことなく、遅刻すること
なく出席することを続けて来ました。慣れない仕事に転職し、体力的にはかなりきつく、また収入
もがた減りでしたが当時はあまり物事を深く考えることも無く、子供の将来の事もあまり考えるこ
とも無く突っ走ってしまったのです。10年以上が経過し、子供たちも大きくなりました。今、振
り返って考えると私たち家族のことを本当に心から心配していたのは未信者の親だったのです。エ
ホバの証人の会衆内の人たちは口をそろえて「王国を第一にしたんですね。立派ですね」と「おう
む」のように言っておりました。当時、自分のしていることの意味もあまり分からずみんなから賞
賛されて研究生であった自分が何か特別なことでもしているような錯覚を起こしてしまい、恥ずか
しながらいい気になっていたのです。
 でも、実際にこの世の中で生活していくことはそれ程簡単な事ではありません。すぐに経済的な
問題を抱えてしまい、妻と私は幼子2人を抱えてどうやって生活して行ったらいいのか悩みぬいた
こともありました。そういう時にエホバの証人は「王国を第一にしていればエホバが必要なものを
備えてくれるから、頑張って奉仕を拡大してみたら」とか勝手なことを抜かしていたのを思い出し
ます。結局、最後に自分たちを助けてくれたのは周りの未信者たちや国の取り決めで、(過労で妻
が倒れ、私も難病を患ってしまい収入が途絶えて生活保護を受けたときもありました)そういう時
も決まってエホバの証人たちは「エホバが、未信者を動かしたんだね」「利用できる、取り決めは
利用しなくちゃね」とか言っていたのを覚えています。経済的な問題を抱えてしまったことは自分
たちの責任かも知れませんし、エホバの組織のせいにすることは出来ないかも知れません。でも、
エホバの証人を続けて行くことは大変なことなのです。エホバの証人のほとんどはどんなことでも
、何が何でもすべてがエホバのおかげ、とか組織のおかげとか必要以上にエホバと組織を「よいし
ょ」する思考パターンが出来上がっています。組織からどんな理不尽な扱いを受けても牙が抜かれ
たライオンのように、噛み付くことは出来ないように去勢されているのです。何をされても怒りを
表さず、感情を出さない人、自分の考え方ややり方が間違っていたんだと自分を責める考え方が出
来る人が円熟した立派なクリスチャン(単に問題を起さないというだけ)として認められ、組織に
とどまることが出来ると私個人は考えています。
 自分が長老や奉仕の僕に推薦されたのも単に長老に逆らうことをしなかったというだけの事です
。何を言われても「はい、はい」と従順にしていただけの話です。でも、自分がちょっと意見を言
うようになり、「聖書的では無い」とか言って協会のやり方にも意見をしたらたちどころに削除に
なりました。とにかく、上に向かって意見することはエホバの組織では御法度、タブーなのです。
そのように意見(どんなに建設的な内容でも)を封じ込める仕方でしか組織の一致が保てないので
す。エホバの証人になるための教育プログラムでは聖書の断片的な知識に加え、いかに組織に従う
かが徹底的に教え込まれますし、集会でもとにかく組織に従うことが強調され、組織の意向に反す
る考え方を受け付けないように頭脳がプログラムされてしまうのです。
 今、私は不活発な証人として集会や奉仕には一切、参加していません。(約1年)徐々にマイン
ドコントロールが解けて来て、自分の意見や考えがはっきりと言えるようになり、今まで味わった
ことの無い幸福感(生きている実感)を生活の中で感じることも時々あります。また、地に足が着
いていないようなあわただしい日々から開放されて毎日を一生懸命生きることが徐々に出来るよう
になりつつあります。一日、一日が本当に貴重な日々であると感じることも出来るようになりつつ
あります(エホバの証人を続けている時は、一日、一日はハルマゲドンまでのつなぎぐらいにしか
考えず、一生懸命生きることを見失っていました)。また、この世のすべての取り決めは無意味だ
と考えて、この世のことから離れようとしていたためにあまりにも世間知らずになっていた自分に
も気がつき、世間のいろいろな情報を学ぶことにもやっと興味を持てるようになりました。
 村本様にお願いですが、私の経験を多くの人に個人的に分かち(すべてをここに記すことも出来
ませんので)脱会後の精神的な苦しみに会っている人たちとも連絡を取り合って助けになりたいと
考えています。是非、私のメールアドレスを公表して下さい。
 
  では、お体にはくれぐれも気をつけて下さい。
 
 
      icc79796@nifty.com

《編集者より》
ご希望通り、メールアドレスを公開いたしました。同じような苦しい道のりをたどってきた方、どうかメールで励ましあってください。組織の外に、充実した生きる喜びを見出されることを祈っています。