「これから何をすべきかようやくわかりました」

(5-26-01)


私が排斥された真の理由を、広島会衆事件簿を読んで知ったのにも
かかわらずこの読者の広場にたどり着いたのは昨年の12月でした。

マインドコントロールが全解凍せず、さらにサイトを探す気にはなれま
せんでした。「インターネットは背教者のワナ」という「コントロール」です。

1998年9月長老たちを侮辱したかど(?)で排斥されました。私は
現在52歳。親しくしていた姉妹たちには2年で戻るからと言って別れて
きましたが、排斥直後に知った事実で、戻る必要はないのだと感じ始め
ていました。

昨年末から読者の広場をほとんどダウンロードして繰り返し読ませてい
ただいています。自分の会衆だけではないか・・・と思っている人が本当
に多いのではないでしょうか。

レイモンド・フランズ兄弟の「良心の危機」の翻訳版が出版されたことを
知り、早速書店に申し込み、いっきに読み終えました。腐敗は末端だけ
なのではないかとひそかに期待していましたが、組織の上部まで全体
がこのように腐敗していたとはやはりというかなるほどという感慨にも
似たものが読後感でした。

本の第一章の中に「しかし、すべてがひとまず終わり、生涯が終わりに
近づいてきた時、”少なくとも私は何らかの態度を貫き通した”ということ
のできる人の方が、何の立場も貫かなかった人よりも満足感が大きい
に違いない。」とありました。

まさに私の排斥後の状態でした。でもそれを理解してくれる人はいるの
だろうかとものさびしい思いもしていました。開き直りの自己満足とも受
け取られても反論が難しいものだったからです。この本により私は慰め
られ励まされ回復しました。

10年に渡る地元の会衆および近隣の長老たちとの戦いでした。
不公正は言うに及ばず、彼らの陰謀、精神的虐待、さらにはここに載せ
るには語っている私の方が疑われてしまうような事件。警察に訴えた方
がよいとも勧めたような事件をもみ消しにし、加害者(若い証人)たちを
擁護し被害者(若い証人)たちを追放する企てをした巡回監督も含めた
長老たち。仲間の証人たちを利用し裏切る行為であり、かつ業務上
背任行為違法行為を平然と行い続ける長老。(現在進行形であり証拠
集め中)

私に何ができるのかと排斥以来ずっと考えてきました。村本さんの「この
サイトに経験を投書することが他の人の役にたつ」と書評に書かれてい
ても、いまひとつ踏みきれませんでした(ごめんなさい)。組織にいたことも
ないのに、組織や排斥者のことなどわかるはずがないとも思っていたの
です。長老たちにより人間不信に陥っていたこともありました。「人が人
を支配してこれに害を及ぼした」と伝道の書でも書かれているからです。
でも毎月読む本当に公平かつ客観的な《編集者より》の言葉は私の思い
を偏見から解き離してくれました。

長老たち巡回監督地域監督協会へのすべての訴えは文章にてしていまし
た。フランズ兄弟も述べられているように、自分の語ることに責任を持ちた
かったからです。しかしまさかこのようなことができる時代になるとは思わ
なかったので、排斥後全部処分してしまいました。でも昨日のように
思えるので少しずつ思い出してみようと思います。

昨年末、組織復帰を約束した6人の姉妹たちに「もう戻らない、私は背協者
ではあるけれど聖書で言う背教者ではないと確信している」と手紙を書き
送りました。姉妹たちの反応については後日よい時がきたら書くことが
できると思います。私の排斥の発表は近隣の会衆においてまでなされた
そうです。近隣で現役のエホバの証人でありコンピュータに関心の強い
若者がこのサイトを見ている可能性が高いので時がくるまで差し控える
ことにします。

私は**県の南部に住んでいます。まだ組織にいる姉妹が「良心の危機」
を書店に注文しましたが、なかなか手元に入らないと言っています。
私は初期でしたのですぐに手にはいったのですが。
かなりの普及となっているのでしょうか。

今回はとりあえず第一歩です。

今でもエホバを愛し、祈り聖書を持ち歩いています。
聖書に関心あるご夫婦に聖書のすばらしさを語ることができています。組織に
招待しなくてよいので心から語れます。

《編集者より》
排斥後、心の整理をつけ、冷静に物事を見て分析し、自分なりの第二の人生を設計するには苦しみに満ちた長い時間が必要です。その苦しみを全く消すことは出来ないかもしれませんが、同じ境遇にある人々と交流をはかり、情報を交換することで心の傷の癒しは早まると思います。「良心の危機」の入手ですが、大変に売れ行きがよいという話を聞いています。もし書店を通じて手に入らない場合、直接翻訳者の方に申し込んで下さい。詳しくはこのウェブページを参照してください。


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