「『カルトの子』読みました」

(5-19-01)

初めまして、**県##市に住む「%%」と申します。
約1年前まで正規開拓者をしていた元2世です。今25歳です。小学2年の時から母
がエホバの証人と研究を始めました。

先日、「カルトの子」を通販で取り寄せて途中まで読みました。「エホバの証人」の
所まで。しかし、それ以上読む気力が全くわきません。なぜかというと、今彼女(彼
女は元エホバの証人の1世)と同棲しているのですが、その彼女から言われた言葉が
そのまま書いてありました。

「あなたは感情よりも論理で話をする」
「人の愛し方を知らないんじゃない?」

ものすごいショックを受けました。

自分でもエホバの証人の影響を多大に受けていることは分かっていましたが、人間の
ベースとなるところまで影響されていることをまざまざと見せつけられて、これから
生きていく自信がなくなってしまいました。

彼女にそのことを話したら、「昔、散々振り回されてきたものに、また振り回される
のはバカバカしいから考えるのはよしたら?」って言われたのですが、とても軽く扱
われているように感じてしまって余計辛いです。

まだ頭の中が混乱しているのでこの辺で失礼します。

《編集者より》
「あなたは感情よりも論理で話をする」、「人の愛し方を知らない」という指摘は、エホバの証人に対して非常に意味深長な言葉だと私は思います。これは二日前に寄せられた投書に対しても書いたことですが(「物事をありのままに考えるエホバの証人」へ−感想と質問)、エホバの証人の教育は、論証し証明できるものが神であり、それを信仰の拠り所とするようにあなたを訓練してきました。その結果あなたは、どうしても論理が優先する思考法になりがちなのだと思います。もちろんエホバの証人も一般の人と同じかそれ以上に感情的な性格がありますが、それを押し隠して論理を表立てようとするところで人間的な歪が生じ、多くの精神的心理的問題を引き起こすのではないかと思います。人の愛し方というのも、論理より感性を先に立たせることを禁じられて生きてきた人間の歪なのだと私は思います。その点で残念ながら、「カルトの子」に書かれた内容は的を得ていますし、あなたとあなたの彼女の感じたことも、十分な根拠があるように思います。「これから生きていく自信がなくなった」と書かれていますが、まだ若いあなたには、十二分に回復する時間もエネルギーもあるはずです。先ずは現実を現実として受け止め、あなたの弱点を認識していくことでしょう。その中で、あなたの理性も感性もより本来の人間らしさを取り戻せると思います。時間をかけてあせらずに生きていくことをお勧めします。