(4-20-01)
はじめまして。 エホバの証人としての道を約十年ほど歩んできました。 今年は宣教にガンバロウ!と思っていたのに、幸か不幸か、 三月、このホームページにアクセスしてしまいました。 それからは毎日のように訪れました。宣教そっちのけで。 関連サイトにも訪問させていただきました。 わたしはもともと聖書を学びたいと思っていた時に、 証人たちの訪問を受けました。 彼らの上手な教え方が、功を奏して証人の仲間入り。 反対していた家族もいつしか認めてくれるようになりました。 証人たちとの交わりも楽しいものでした。 しかし本音で話せないところがあるなとも感じていました。 ですから気晴らしは、昔からの友達(証人たちは世の友いう)。 話がそれてしまいました。 関連サイトの中で広島会衆の事件を知りました。 背教者が沢山出たという話は、チラッと聞いたことがありました。 しかしその時わたしは、 「長年信じてきたことをそんなに簡単に捨てられるなんて」 と思っていました。 まさかこのような事が繰り広げられていたとは・・・、 事実を知ってとてもショックでした。 このホームページを訪れたことで、 何が何でも組織の提案どおりではなく、第三者的な目で、 しばらく組織の動向を見ていこうと考えています。 しばらくというのはエホバの証人を辞めようかなという 思いが出てきているからです。 決意が固まったらまたお便りします。 現役エホバの証人ソナチネより 追伸 ソナチネという名で投稿させていただきました。姉妹です。 村本様のおかげで、組織の隠された真実を知ることができました。 先日、海老名大会ホールで巡回大会が開かれました。 その際、インターネットで背教者のページを見ないようにと、 たいへん強い口調で強調していたのが印象に残っています。
《編集者より》
あなたのインターネットの経験と、巡回大会での協会からのインターネットへの警告とを照らし合わせると、協会の警告が逆効果になっている場合があることがわかります。私は確かにインターネットには危険がある場合があることは確かで、その情報を鵜呑みにすべきではないと思います。しかし、それだからと言って、インターネットのある情報を見るなと協会が教えることは、いかにも馬鹿げたことで、協会の浅墓な判断力がよくわかります。
確かに子供にポルノのサイトや爆弾の作り方のサイトを「見ないように」教えることは大事であると思います。しかし一人前の判断力のある大人にそれを「見ないように」教える必要があるでしょうか。判断力のある大人はそれらを見ても、自分の判断で必要であればそれを排除することができます。ものみの塔協会の証人たちへのインターネットの警告は、判断力のない子供に対する警告と全く同じです。背教者が間違っており、協会が正しいのであれば、それは自明なはずで、判断力のある証人はそれを見ても受け付けないでしょう。それなのになぜ、協会はそれを見ることも禁じるのでしょう。それは協会が、一般のエホバの証人を幼児扱いにしており、個人個人の成人としての判断力を信頼していないからです。エホバの証人個人個人が、全ての情報を見極めて、その成熟した判断と意志で組織にとどまるのでなく、ものみの塔協会の統制された一方的な情報で彼らの判断も意志も操作することで、協会からの信者離れを食い止めようとする、協会の懸命の努力がここに現われていると思います。
あなたの例を見てみると、協会が何を恐れてインターネットの情報を見ることを禁じているかがよくわかります。それは真に判断力のある証人を組織離れから食い止めるには、彼らに情報を客観的に吟味されたら勝ち目がないことを、協会は知っているからです。