「わたしを理解してくれる伴侶がほしい」−エホバの証人の妻を持つ夫

(4-14-01)

エホバの証人が我が家を訪問してきたのは昭和59年だった。そのとき、子供は10
歳、7歳、3歳、1歳だった。反対をおして妻は昭和61年にパブテスマ。
子供は今は、27歳、24歳、20歳、18歳になっている。
とても感じのよい姉妹が一年間家に通い妻や子供たちと聖書の勉強をしていた。
気が付いたときはとんでもないことになっていました。生活習慣・価値観が徹底的に
変えられていました。
この後、エホバの証人を巡り多大の時間を使ってしまった。
現在、18歳の息子は先天性の心臓病(肺動脈閉鎖)。
根治手術を4年前に受けて現在は順調であります。輸血も妻に内緒で行っています。
24歳の息子は、その影響もあり、理学部から予定を変えて、旧帝大の医学部へ。
27歳の長男も一流私立大学で経済を専攻し一流会社に勤務中。20歳の娘は、わたしと
妻の葛藤から意欲を失い学校を辞めたが、モデル業経験後、あっさり大検で一流国立
大学に進学。この20歳の娘は4人の子供の中で最優秀。一番、エホバの証人から影響
をうけていた。10年前は、妻は高等教育を否定していた。仕事をしている間も、妻が
子供に及ぼす影響が気になっていた。
何とか子供を守り抜いた。上記に子供の現況を書いたのはまったく自慢ではなく、エ
ホバの証人から子供を守るため、ことさらわたしがとらざるを得なかった教育方針で
した。本当は、もっともっと自由な環境で好きなことをさせたかったのです。大学な
ど本当はどうでもよかった。ただ、エホバの証人から目をそらさせるために、受験に
目を向けさせるしかなかった。子供がエホバの証人になってしまう恐怖心でいっぱい
でした。妻に任せられなかった。多忙な仕事をしながらではこれが限界でした。
子供ををものみの塔から守るために30歳台、40歳台の自由時間の殆んどを費やした。
しかし、わたしは正しかったのか。わたしの友人・同僚はこのことを知らない。わた
しの性格も、このことにより、とげとげしくなったようだ。老母からは、いつも暗い
雰囲気になったといわれた。しかし、わたしにはこれしか選択肢はなかったのだ。

わたしを理解してくれる伴侶がほしい。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
上記のメールを出してから、エホバの証人を妻に持つ方からのJWICに対する不快感を
示すメールを読みました。
ちょうどわたしの妻が勉強をはじめた頃とこの方の奥さんがパブテスマを受けられた
時期が近いことから強い関心を持ちました。

実はこの方のように、妻と円満に接したかったのです。エホバの証人にはならなくと
も、理解者になりたかった。反対しつつも、そのような気持ちも心の片隅にありまし
た。
それを徹底的に妨げたのは単なるわたしの意固地かもしれません。次がわたしの反対
の原点と考えます。

1)昭和60年に息子が心臓手術をするときの、エホバの証人からの輸血についての
強い干渉です。相当にこたえました。人知れず、泣きました。この強烈な経験がなけ
れば、この方と同じ気持ちかも知れません。
2)本音の常識による話し合いがまったく出来ない。中間点での妥協がまったく出来
ない。こちらの言い分にまったく耳を閉ざす。すべて聖書が判断基準。
3)子供を本人の意思という理由で王国会館に定期的に連れて行った。現在、子供た
ちに聞くと、当時は母親に抵抗できなかったので止むを得なかったということ。決し
て意思ではないとのこと。
4)”医療上の事前の指示 兼 免責証書”の連絡先にわたしの嫌う長老の署名がさ
れており、わたしがそれを支持しない限り、わたしには緊急連絡しないといわれたこ
と。
  この長老から、”王国会館から奥さんが帰るのが遅くて、さめた食事をするのが
いやでしたら電子レンジをお買いなさい”ともいわれていた。

冷静に考えると、子供がいなっかたら、この方と同じだったかも知れないし、エホバ
の証人になっていたかも知れない。
エホバの証人には本当に疲れてしまった。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
何度にも分けてすみません。

さらに付け加えますと、
5)”あなたはサタンに操られている”と、妻とその会衆の長老が一緒に言うので
す。しかし同時に”あなたは家の頭だから家族を養う義務がある”とも言うのです。
 ”組織に歯向かっても無駄ですよ”とも長老に言われた。これでプッツンでした。
末端の信者よりも上層部の方に問題があるとつくづく感じた。
6)親族の葬儀のときに、悲しむより先に”わたしはお焼香はできません。”  友
人が訪問するときも、”わたしは集会で不在です。”  結婚式では”わたしは乾杯
はしません。”
  こちらが求めてもいないことを事前に念を押す態度に閉口した。

正直いって、世間のエホバの証人に対する批判がすべて的を射ているとも思わないけ
れども、なぜにそのように多くの人から批判されるかをJWの皆さんに謙虚に考えて
いただきたい。
カルトと分類する書籍がいかに多いことか!これを不当な迫害とのみ片付けられるの
だろうか?

《編集者より》
これは4月15日より何回かに分けて投稿して頂いたものをまとめたものです。エホバの証人の妻と平和共存できる夫と、あなたのように反対しつづける夫との間にどのような違いがあるのか、私も観察を続けています。私は一つの大きな要因は、小さな子供たちが巻き込まれるかどうか、によるのではないかと思います。前回の「君たちは卑怯で汚い」−エホバの証人を妻に持つ夫のJWICに対する批判を書いた、エホバの証人の妻の理解者である夫の方は子供のことを一切書いていませんので分かりませんが、子供のいない夫婦、あるいは子供が大きくなって巣立っていった夫婦では対立が少ないようです。もう一つの要因はエホバの証人の妻も、反対する夫もどれだけ相手に寛容になれるかにかかっているようです。これは一人だけが寛容であってもうまくいかず、お互いが相手の違う点を寛容に受け入れる態度を身につけると対立は減ってくるようです。

なおあなたの書かれた内容で非常に興味のある点は、「息子が心臓手術をするときの、エホバの証人からの輸血についての強い干渉」です。最近、輸血拒否が信者の真の自由な選択ではなく協会の方針を鵜呑みにして盲従しているだけである、という批判をかわすために、ものみの塔協会は、会衆が個人個人の輸血の選択に干渉しないことを対外的には表明しています。これは医学界などで高まっている輸血拒否への批判をかわすためのジェスチャーであると私は思いますが、あなたの息子さんの手術の際に具体的にどのような干渉があったのかを教えていただければ幸いです。私たちは世界的にこのような事例を集めています。