(3-10-11)
フリーメーソン。ものみの塔を色々調べていると例えばネット上などで ものみの塔創始者ラッセルとフリーメーソン・・・。 この様な文章に出くわすことが多々あります。 私はフリーメーソンの意味もよく分かりませんし、 何故そのフリーメーソンとの関わりが問題なのかも知りません。 ネット上などでは秘密結社、悪魔崇拝、戦争屋、反キリスト、 などなど、オカルト的で物騒な団体と紹介されていますが・・・。 世間一般ではどの様に知られている存在なのか?また、 エホバの証人情報センターの編集者様はどう思われているのか? それらを教えて頂ければ・・・と思っています。 また、これらを冷静に的確に解説されているサイトなどをご存じでしたら 教えて下さい。 ものみの塔との関係云々にしては 単なる「反エホバの証人側」の噂話に過ぎないのでしょうか?
《編集者より》
フリーメーソンは中世ヨーロッパの石工技術者の同業組合に起源を発し、18世紀から19世紀にかけて、イギリス・アメリカを中心に宗教色を帯びた結社に発展しました。ラッセルの時代の19世紀の終わりには、秘密結社として秘儀や宗教的な儀式やシンボルを使う半宗教団体でしたが、現代では宗教色はかなり除かれ、規律を重んじる紳士(女は入れない)の同好会に変わってしまいました。日本にもあるはずですが、多分現代では宗教色はほとんど除かれていると思います。日本語でこれを客観的に解説しているサイトは見つけられませんでした。
ものみの塔との関係では、宗教史の研究者がラッセルがフリーメーソンに出入りしていたことまでは確認していますが、どの程度熱心なフリーメーソンであったか(会員も「フリーメーソン」と言う)は確かではありません。宗教団体としてのフリーメーソンとものみの塔とを比較してみると、もちろん多くの相違点もありますが多くの共通点もあります。会員は多くの戒律と道徳律で縛られること、そして歴史的に無神論者と共にローマ・カトリック教会と最も対立していたことで、ラッセルが会員であっても全く不思議ではない雰囲気であったようです。