医療免責証書に関しての「王国宣教1月号」の疑問

(1-1-01)

明けましておめでとうございます。以前お便りした某国在住のタバサです。

新年の挨拶をするのは実に久しぶりのことです。何せ現役JWには正月なんて
関係ないですから。誕生日に関しては聖書から、こじつけ風ではあるけれど、
祝わない理由をWTSから繰り返し言われていますが、新年に関して何か
聖書にありましたでしょうか?勉強不足の所為でしょうが、私は存じません。

時は黙っていても刻一刻と過ぎていくものですが、太陽暦であれ陰暦であれ、
カレンダーの一月一日から新しい年が始まるというのは、世界の常識ですね。
その始まりを節目として祝うか祝わないかは、個人の良識に委ねるまでもなく、
単に個人の自由であり、それが神の不興を買うことはないだろうというのが、
私の考えですが。

さて、そんなことはさておき、先日「わたしたちの王国宣教」2001年1月号を
見てびっくりしたことがありました。 P.3の発表のところです。
「毎年1月に更新している医療免責証書等に関するプログラムは、今年は
3月の奉仕会で扱われます。」(!!)「それまでの間にWT誌2000年6月
15日と10月15日号の「読者からの質問」の内容に十分精通しておくことが
できるでしょう。」 (・・・)

これは「新しい光」(輸血解禁)の予告なんでしょうか?そうであれば全世界
のJWと医療関係者にとって、この上もない朗報でしょう。 
それにしても一体何を考えているのでしょう、WTSは・・・。

仮にこれが一条の「新しい光」で、これから多くの人命が救われるのであれば、
本当に喜ばしい限りですが、「古い光」に当たって無駄死にされた過去の多くの
犠牲者(輸血拒否以前の種痘、臓器移植、血友病の治療等が禁止されていた
「暗黒時代」の方々も含めて)の関係者・ご家族にはこれまで同様、WTSからは
一言の謝罪のことばもないのでしょうね。

しかもこんな大事なことを、出席者が比較的少ない奉仕会で扱われるとは、
どういうことなのでしょう?そして3月までに例の「読者の質問箱」をしっかり
読んでおけとは・・・。あれは例によってWTS流のはっきりしない表現で、
私はよく主旨が理解できませんでした。
モーゼのきまりを守ることはメサイアの死をもって終了したけれど、
血を避ける事、「この命令だけは決して軽くみなしてはいけない。」と言って
おきながら何故これだけが今だに有効なのか、その理由は全く説明されて
いません。

早くこの事柄に関する情報を得るために、米国等の現役医療連絡委員会の
兄弟達が、WTSの血に関する教義に疑問をもち、それを是正するために
匿名で作っているサイト、www.ajwrb.orgを調べましたが接続不能でした。
とうとう彼らの正体がWTSに知られて、サイト閉鎖そして排斥の憂き目に
あったか、又は遂に彼らの目的が達せられて、平和に自主解散したのか。
後者であれば良いですが・・・。

他のサイトも調べましたが、この件に関して何も情報が得られませんでした。
このサイトが今度更新される時には、どなたかが新情報を提供してくださる
のではないかと願っています。

それでは、本年が皆様にとって良い年でありますように。
神の御名が賛美されますように。

《編集者より》
この件に関しては、「物事をありのままに考えるエホバの証人より」のコーナーの「速報:「ものみの塔協会」は輸血拒否の教理を変更する方向で静かに準備を開始した!?」に詳しく解説されていますのでご参照下さい。ちなみにこちらアメリカの英語版王国宣教(こちらのエホバの証人は略してKMと呼びます)の一月号では、例年と同じように一月の奉仕会で署名をするように指導されています。そしてアメリカのKMでは、協会から直接配布された手紙をよく読んでから署名するように指導しています。私の調べた範囲では、これは「新しい光」(輸血解禁)の予告ではなく、今後予想される批判をかわすために、証人が一人一人どんな治療を拒否してよく、どんな治療は良心の問題として受けてもいいかを、これらの記事や手紙で徹底的させようという意図であると思います。これまでエホバの証人の輸血拒否といえば、「血はだめ」というだけで、一体どんな治療がだめでどんな治療が受け付けられるのかは、自分では説明できず、いつも長老を引っ張り出している始末でした。これでは患者が自分で自分の治療を決めるというインフォームド・コンセントの趣旨に沿わないわけで、エホバの証人はただ組織の指導に盲従しているだけ、という批判が高まったいました。今回の指導はこれをかわすためであると私は読んでいます。もし新たな情報がありましたら、次回の更新の時にお知らせします。