「協会の指導部は墓穴を掘っているように見えます」

(12-20-00)

エホバの証人の組織が正しい状態になってほしい、組織に残ろうとする人はみなそう願うようです
。その背景には、エホバの証人の組織がやはり特殊で、選ばれた神の国民にもっとも近い宗教組織
であるという信念があるからでしょうか。エホバの証人の組織はもともとアドベンティスト派キリ
スト教が発展した宗教組織です。アドベンティスト派の影響の下でラッセルが唱えていた1914
年の予告にヨーロッパでの大戦争が重なったうえ、ラザフォードという得意な性格の人物によって
世界中に広がったのでした。その上、統治体の主な関心事は自分たちが天に取り上げられるという
キリスト教の伝統的な話の「救い」を体験する「時」の算定でした。西暦二千年現在、教理がほと
んど崩壊するようになったのは、統治体の成員が自分で天に取り上げられる選ばれた人間であると
いう強い自覚から、その「時」を自分たちと自分たちの生きている時代にあてはめようとしている
からです。このHPの記事が示すとおり、手前勝手な自分中心の解釈であると言う見方にはうなず
かざるを得ません。「ダニエルの預言」の書籍の研究で私はその
ことをつくづく感じさせられています。ダニエル11章の、「これら二人の王は食卓について偽り
ごとを語りあう」というだけの記述からどうして時期、時代を特定できるのでしょうか。1914
年を中心にして読んでいるからあんな解釈ができるのでしょう。所詮現在のエホバの証人の宗教組
織も歴代の会長という人間によって設立され、維持されてきた宗教団体にすぎません。神からの特
別の導きを受けているというのは、自分たちでそう思っているだけのことではないでしょうか。今
現在のエホバの証人の社会の状態が聖書的で正しい状態であると顔を上げて言い切れる人がいるで
しょうか。たいてい「不完全さゆえ問題はあっても」とか「神が事を正されるのを待つ」、あるい
は「試練となる状況下で忍耐を培い、それによって信仰を表明する」などというに違いありません
。そう言うことで、彼らは、自分たちの生みだしてきた状況が決して聖書的な状況ではないことを
認めているのです。設立されてから百年以上にもなるのに、自体が一向に改善されないのは、改善
する積もりがなく、あくまで一部の指導者たちをトップにおいて
大勢の信者たちを従えることを愛しているという証拠です。彼らはこれを続けるに違いありません
。この組織は神を愛する組織ではないのです。その初めから聖書に忠実な宗教団体ではなく、今に
至るまで聖書に立ち返らないのです。全ての成員は実は、腹の中ではそのことに気づいています。
気づいていながら、この組織を支持し続けるのです。そこにはよこしまな野心が伺えませんか。「
ありのままに物事を見る」長老さんの最新の記事では、日本支部の成員の中からも、油注がれたと
主張する人が表れているという「うわさ」がありました。それがもし本当ならば、ますます指導部
の動機に怪しい野心が伺えるというものです。私のいた会衆では、協会の教理では説明がつかない
はずの、若い油注がれた成員のことについて誰も何も言いませんでした。おそらく暗黙のうちにタ
ブー視しているのでしょう。それはどこの会衆でも同じだと私は思っています。統治体が何もきち
んとした説明をしないので、支部からも野心的な輩が油注がれた者を標榜するようになるのです。
私には協会の指導部は次から次へと墓穴を掘っているように見えます。

《編集者より》
一言付け加えますと、若い人の中から新たに油注がれたものが出る場合、協会の説明の一つは、そのような人が感情に圧倒されて表象物にあづかってしまった、というものだと思います。しかしそのような若くして油注がれた人が組織の重要な役職につく場合にはこれでは説明がつかず、仕方なく今までに油注がれた後で背教した人々を補うため、あらたに若い人が油注がれるのだという苦しい説明をするようです。つまり、根本的な「油注がれたクラス」の教義に変更を加えることなく「補欠」を加えることで切り抜けようと言うなんとも姑息なやり方です。