経済的に困り、生活に苦しんでいる現役の家族を持つエホバの証人さんへ−現役証人より

(12-15-00)

現役証人として投書させていただきます。
匿名でお願いします。


経済的に困り、生活に苦しんでいる現役の家族を持つエホバの証人さんへ


  投書お読みしました。
本当にお気持ち察します、と同時に悲憤慷慨です。

  といいますのは、私も現役のエホバの証人26年になります。
今は、組織の言葉で言うならば、しりごみしている信仰の弱くなった
一人の姉妹です。
70年代は、人参を顔の前にぶら下げられ、鞭打たれ懸命に走る馬のごとく
信仰の道をひたすら走ってきました。
  未信者の夫の理解と経済的支えを良い事に、幼子2人をひっぱり
「ハルマゲドンを生き残り楽園」と、髪振り乱しての歩みでした。
そのうち12年は、正規開拓奉仕をしてきました。

  26年して結果が出たような気がします。
2人の子供の人生を狂わせ、すまない事をしたと今は思っています。
子供たちはそれぞれとても良い能力や、生まれ持った良い個性があったのに
それをすべて潰してしまいました。
エホバの証人の活動を優先させるため
教育を十分に受けずに、アルバイトをしながら貴重な10代・20代を
過ごしてきた子供たちは、現在仕事につくのも大変な状態です。
子供はあなたと同じようにエホバの証人の道を25年歩んできて
現在の生活がとても大変で、決して幸福ではありません。

  夫は、サラリーマンを定年退職しましたが、なにしろ私が楽園志向だったので
経済面では非協力で、老後の備えをせずにきました。
そのため、これから生きている限り生活を支えるため働いて行かねばなりません。
人の生活の基本となる経済の部分が欠落してきた結果と、感じざるをえません。

  私はもうすぐ60歳に手が届きます。
26年の人生やり直しが出来ません。
あなたも言っていたように、友人・知人・親・兄弟との付き合いをやめてきました。
また、私が証言して証人になった人のことを考えると、
私だけ信仰を捨てる事も出来ません。
これからは、活動はしるしばかりになると思いますが、
そのような中で同じ思いでいる方たちと慰め会って行きたいと思います。
そして、平衡を欠いた人生を送る事がないよう、自分の経験が
一人でも多くの人に役立てていただく機会になりましたらと思っています。


  悲憤慷慨している26年の歩みをしてきた姉妹より

《編集者より》
26年の証人生活の後に、このように勇気を持って発言して下さったことに感謝申し上げます。確かに人生には取り返しのつかないことはいくらでもあります。それを悲しんで自分を責めても何もいいことは出てきません。どうかあなたの出来る範囲であなたの後に続く証人たちの助けになって下さい。また「しるしばかり」の活動で組織に留まるのであれば、どうか内部から組織を変えていく可能性を考えて下さい。そのような活動が困難であることは十分知っています。しかし、それがあなたの努力で証人にした人々に対する、あなたが出来る最も有効な奉仕だと私は思います。