「つい最近まで組織に交わっていた2世の者です」−未信者との結婚について

(12-8-00)


初めて、ネット上に投稿します。こんなページがあったとは意外でした。
つい半年ほど前まで集会に行っていました2世の28歳の女です。バプテスマも受けて
います。
今は集会も伝道も全く行っていません。小さい頃からの「何か変だ」という思いが積
もり積もって、長老の言動と行いとのギャップに疑問を感じ、「自分には合わない」
と思うようになりましたが、なかなか感情と理性がついて行かず、集会に行くのをや
めるにのに何年もかかってしまいました。
集会に行かなくなった直接の原因とは関係無いのですが、行くのをやめた時期とダ
ブって、知人の紹介で男の人と付き合うようになりました。その人はもちろんエホバ
の証人でもなんでもありません。私は付き合い始めてすぐに、自分の母親の事や、自
分の教え込まれてきた事を話しました。彼は「それでもいい」と言ってくれまして、
母親に反対されるのは解り切っていましたが、つきあっていました。それが、母親に
解った時から、案の定猛反対をされています。結婚願望は自分は強くない方でした
が、彼とは最初から「真面目に付き合いたい」という条件もあって、今は結婚をお互
い考えています。
母親の反対は収まるとは思えませんが、彼がきちんと挨拶をしたいと言っても「会う
気は無い。エホバの証人でない人と結婚すること自体が間違いだ」と話しになりませ
ん。冷静に話し合いたくても話しは平行線のままです。父親は結婚には反対していま
せんが、彼が挨拶に来た時どんな印象を持つかがちょっと心配です。父親は未信者で
すが、今は母親にさほど反対していません。
私と同じような悩みを持つ2世の方が他にもいたらきっと辛い思いをしていると思い
ます。やはり反対を押し切るしか無いのでしょうか?
初めてなのに、長々と書いてしまいまして、失礼しました。では、失礼します。

《編集者より》
私の考えは、結婚はあくまで本人のもの、家や親のためのものではないので、あなた自身の希望を何よりも優先すべきだと思います。エホバの証人の結婚に関する投稿は沢山ありますが、共通する根本的な問題は本人同士の愛より宗教組織を優先させる、ものみの塔協会の方針にあります。ここにロメオとジュリエットの昔からある、人間性を無視した結婚制度の悲劇が現代のものみの塔宗教の中に繰り返されるのです。あなたが自分の希望する結婚を貫いた時、それが親にどう受け入れられるかはあなたの問題ではなく、あなたの親の側の問題です。たとえ組織に忠実なエホバの証人であっても、ある親は親子の無条件の愛によって組織を離れた子供を愛し続けますが、別のエホバの証人の親は組織の教えを忠実に守って血のつながった子供であっても容赦なく断絶し絶交します。あなたの母親がどのような証人か、組織の教えをどのように実行する人なのか、そしてあなたはそのような親にどのように接していきたいのか、もし絶交をするというのならそのような愛のない親に未練はないのか、それともそれでも母親との親密な関係を維持したいのか、これらの多くの条件によってあなたは自分の将来を自分で決定すべきだと私は思います。


読者の広場インデックスに戻る