エホバの証人の老後について−現役証人より

(11-20-00)

初めておたより致します。内容の一部は公開してもかまいませ
んが、わたしは現在も現役JWですのでご配慮下さい。

 わたしは**年近くエホバの証人の二世として、現在も組織に
交わっております。最近組織の見解が変更され、「1914年の世代が残っているうちに〜」という見
方は過去のものとなりました。
当然ながら多くの証人の緊急感は薄くなり、最近では「自分が生きている間に楽園が来なくても・
・・」と言う、ある意味悲壮ともとれる見方をする方も見受けられます。組織がコロコロと変える
見解を、新しい光として無条件で受け入れ、翻弄されている方達が哀れでなりません。私自身も多
くの情報に触れるにつれ、証人を続けて行く事に苦しさを覚えます。特に数年前に北海道の広島会
衆で起きた大背教事件は衝撃的で、その事件の詳しい事実を知った時には怒りさえ感じました。本
当に背教であるなら、排斥とされた会衆の成員や、その未信者の家族から1000通もの嘆願書が
出るでしょうか。なぜすべてを無視し、会衆一つが消えた程の事件の詳細を一般の信者に伝えない
のでしょうか。

 さて、私が今憂慮している事の一つが、今現在のエホバの証人の老後についてです。最近までは
以前の見解の下、多くの証人が全時間の仕事を辞め、その時間を布教活動に費やしてきました。
このサイトに紹介されている、「高等教育と社会的地位」に述べられている問題も大きく影響して
きました。高校程度の学力と、
生活できるだけの仕事があれば十分という組織の見方に従い、質素な生活をしている証人は多数い
ます。しかし、問題にすべき点は、彼らの中で国民年金に加入していない人が多い(少なくとも私
の周りには)という事です。
その理由の多くに、「将来楽園が来るから年金は必要ない」という意見や、アルバイト的な仕事し
かしていない為に国民年金を支払う余裕が無いというものです。特に全時間の奉仕者や、他の地域
から必要の大きな会衆に援助に来た方に多く見られます。二世で全時間の仕事をしていない方にも
多いようです。
 ところが組織の見解がコロリと変わり、楽園がいつ来るか不透明になった今、多くの方の将来が
問題になります。このまま彼らが年をとり、老後を迎えた時どうするのでしょう?かといって、
今まで滞納してきた分を支払う資力も仕事も無いでしょう。
組織の意見を信じて仕事を捨て、全てを布教活動に費やしてきた
人達の問題を、組織はどう考えているのでしょうか。何年か後に
必ずこの問題は重大な事になる気がします。「カエサルのものはカエサルに返しなさい」と言う聖
書の命令は守られていないのでは?

わたしが思った事を並べただけで、とても読みにくい文面になった事をお詫び致します。もし掲載
なさるなら、読み易いように書き直して下さい。本当に無学ですいません。

PS:このサイトで使われている膨大な資料、特に統治体本部の情報
や世界の事件などは、どこで入手されるのですか?あまりに一般の信者が知らない情報が多いので
・・・。

                  From 匿名の現JW

《編集者より》
内容に特に個人を同定できる事柄は書かれていないと判断して全文を掲載させていただきました。しかし念のためエホバの証人歴の年数を伏せておきました。さて、エホバの証人の老後の問題は今に始まった事柄ではありません。歴史を通じてものみの塔協会常に「終わりはすぐそこ」「楽園は近い」と言っては、人間の基本的な営みである老後の生活設計を無視させてきました。そのために、年取ったエホバの証人の多くは経済的に貧困に苦しみながら、他人や税金のお世話になって生きているのが実情です。この編集者の住むアメリカでも多くのエホバの証人の老人が、国の社会保障のお世話になって衣食住を他人の税金でまかなってもらって生きています。そしてアメリカに関する限り、老人や障害者の貧困者への救済体制はかなり充実していますので、これらの「終わりはすぐそこ」と触れ歩いて老人になった証人たちは、「この事物の体制」にしっかりと背負われて結構いい生活をしているのが実態です。

なおこのサイトの内部情報は、本部にいるエホバの証人の方々や、それらの人々に近い人々から提供されたものです。