(10-17-00)
紅葉の秋、読書・スポーツ・食欲の秋・・・・あなたは、どれを実行していますか? 私は全部実行しています。なぜなら、ものみの塔の組織に交わるのをやめたので自由 だからです。(子供が組織にとどまっているので、断絶はしていません) 人によって組織を離れる理由はさまざまですが、たいていの方は霊的な欲求を満たす のに苦労されてるようです。別の組織に飛び込んでみて、かえって失望された方の経 験も投稿のメールで掲載済みです。 私個人の経験からお勧めしたいのは (みんなに当てはまるという意味ではなく、単 なる一つの成功例と考えて下さい。) 組織を出る前に準備期間として、少しずつ世 の組織や人々との交友を持つことです。カルチャースクールで何かを学んでもいい し、仕事を始めててもいいし、旅行のツアーに参加したりして少しずつ世間の空気に 慣れることです。 そこで、思考力を働かせたり、心を開いて見聞きしたことから感動を得たりして、こ れまで失ってきた感性を取り戻す訓練が必要だと思います。そのようにしていけば、 新しい友達もできると思います。 それと平行して、沢山の書物を自分で読みたいものを読んでいく事です。書店にはキ リストに関する本は山のようにあふれています。これまで制限されてきて一般の書籍 に縁がなかったので、何から読んでいいのか迷うと思います。私のお勧めはこれで す。 * NHK 人間講座 テキスト 「現代に生きる聖書」 7月〜9月期 曽野綾子著 \560 * NHK こころの時代テキスト 「聖書の語りかけるもの」 イエスの生と死 (上)(下) 各\850 松永希久夫著 * 講談社 「マザー・テレサ」 あふれる愛 沖 守弘著 \495 3冊とも薄くて読みやすい本です。NHKのテキストは聖書の解釈がこれまで教えられ てきた事と異なっているので、少しとまどうかもしれませんが、神やキリストが広い 心で大勢の人々に語りかけてこられた事が理解できると思います。 「マザー・テレサ」の本は実践的な隣人愛のすばらしさに感動できる内容です。著者 が写真家で、テレサに密着取材をして感じた事を記録し、写真も数多く掲載されてい ます。値段以上に充実した内容です。私は、この本に接してボランティアに対する自 分の見方が確認できたので、今実践に向けて行動を始めています。 ものみの塔は世の書物・哲学・インターネットを生活から締め出すよう仕向けてきま したが、これらを読むなら人間として成長し、ものみの塔の矛盾に気がつくので反対 していることが、読んでみて確信できました。 また、公立の図書館などには、さまざまなジャンルの書物がありますので、無料で調 査したり、趣味を広げたりと活用できるので試してみられるようお勧めします。
《編集者より》
バランスのとれた有意義な助言であると思います。あなたの書かれた本の他、三浦綾子さんの著作を勧める方も多いようです。もしお読みになったら紹介して下さい。「七転八起」さんは組織を離れるストレスを最小限にする色々な工夫をされているようです。真に心の自由を得た喜びを大切にして下さい。今後も読者の皆さんのためになるような助言を投書して下さることをお願いします。