(8-26-00)
初めてお便りします。貴ページを見て感動しました。父は未信者、母は証人、 という家庭に育ちましたが、自分はすでに組織から離れています。 さて、貴ページを発見してからずっと気になっていたのですが、レイモンド・ フランズ氏の著作の邦訳はいったいいつになったら出版されるのでしょうか。 楽しみに待っているのですが。邦題はできるだけショッキングに、たとえば 「エホバの証人『統治体』の真実」なんてしてくださるといいですね。 小学生のころ母に連れられて集会へ通っていたころは、長老の口から「統 治体」という言葉が出てきただけで、子供心に身が引き締まる思いがしたもの です。こんなタイトルの本が出てきたら現役の証人たちはみんなぶっ飛んでし まうでしょう。想像するだけで楽しくなります。
《編集者より》
邦訳の出版は大詰めに来ていますが、翻訳者と出版社との交渉に時間がかかっているという話を聞きました。最終的な表題をどのようにするかも翻訳者と出版社との間で決められるようです。「邦題はできるだけショッキングに」というお話ですが、私が原著者フランズ氏と話し合った時は、彼の態度は全く正反対で、出来るだけセンセーショナルな題名を避けることに気を遣っていました。この本の要旨は『レイモンド・フランズ − エホバの証人最高指導者の人生の軌跡とその信仰』のページで読むことができますが、実際「暴露本」とは全く異なり客観的に歴史的事実と聖書とを分析している本であり、私はそれだけに価値のある本であると信じています。この本を単なる暴露記事として期待している人がいるなら期待外れに終わるかもしれません。