「結婚が目標でエホバの証人になるのはやめましょう」−元エホバの証人より

(8-7-00)

エホバの証人を好きになってエホバの証人になってもダメダメ。特に相手が霊性の高い人ほど無理無理

俺は7年前に自ら断絶した元証人です。
2年位エホバの証人でいました。
田舎から都会の大学に進学してまもなく、右も左も分からず友達もまだ出来ない
ころ彼女は僕のアパートの門を叩きました。
彼女は清楚で、今まで俺が付き合ったパーチクリンとは全然違い、俺は一目惚れ
してしまいました。俺は田舎者だったので、そのとき始めてエホバの証人の存在を
知りました。
彼女のことに一目惚れした俺は何の迷いもなく集会へ参加し、家庭聖書研究も
受け入れました。彼女の家族とも食事の交わりや、研究の交わりをしたりして
いつのまにか、彼女も俺に好意をもっていることを知らされました。
でも、結婚するなら俺もエホバの証人にならなければいけない旨を知らされて
ショックをうけました。
普通、22歳ぐらいのカップルだったらデートもするし、セックスしてもあたりまえぐらいの
感覚が俺にはありましたから、それが出来ない苦痛と、集会でも他人行儀な態度を
とらなければならないのがすごいストレスになりました。
いくら誘っても、彼女は二人きりにはなりませんでしたし、みんなの前では
俺に好意を持っているそぶりさえ見せませんでした。
もう、そんな,毎日がストレスの塊でしたけど
それでも、俺も若気の至りだったのか、彼女との結婚を夢見て聖書研究、集会への参
加はては、伝道者になり、バプテスマを受けられるまでになりました。
俺は、エホバの教義的には言ってることは分かるんだけど、納得いかない部分が多々
あったのですが、ひたすら彼女と結婚したいが故に納得もいかないまま頑張ってしま
いました。
俺は今考えると、一人のときはエホバの証人の皮をかぶったただの男でした。
彼女と結婚するためだけに頑張ったのですから・・・
でも、そのことを彼女は見破っていて、”わたしよりエホバを好きになって!!”って
いつも言っていました。
俺がエホバの証人になったら、結婚する約束をしていました。
とうとう、バプテスマを受けれる大会のとき、俺はエホバに献身できる喜びより
これで彼女と結婚できると言う喜びでいっぱいでした。
でも、バプテスマを受けてから、俺はただの伝道者。
彼女は正規開拓者。なんぼなんでも、霊性のちがいがありすぎます。
俺はすぐにでも結婚したいと思っていたのですが、彼女は、”私には夢があります。
それは、必要の大きなところへ行って奉仕することです。”と打ち明けられ、
”結婚は、楽園が来てからにしよう。それまではお互いエホバに仕えることだけに専
念しよう。決して楽園はそう遠くはないのだから・・”と言って
さっさと必要の大きなところに行ってしまいました。
俺は、そのとき結婚のことばっかり考えていましたから、それが出来ないとなると
どーでもエホバの証人と言う立場なんかどうでも良くなりました。
で、やめてしまいました。
って書くとあっさり止めたみたいですけど、やっぱすげー何ヶ月も悩んだ末下した決
断でした。
今考えると、よーそんな信仰でバプテスマまで受けられたと自分で感心しますが
自分の人生の中でとっても無駄な時間をエホバの組織で過ごしてしまいました。

俺と、同じような感じで最初はエホバの証人の人を好きになり結婚された例は
よく耳にしますが、そんなひとは最終的にはその人よりエホバを好きになった人だと
思います。
俺は、姉妹よりエホバを好きになれませんでした。
いま、兄弟、姉妹が好きでエホバの証人になろうと思っている人は、半端な考えで
がんばったらあとで絶対後悔します。
結婚が目標でエホバの証人になるのはやめましょう。
ぜったい、価値観がちがいすぎて巧くいきません。
ヘンなメールですみません。

《編集者より》
いいえ、ちっともへんなメールではありません。あなたの経験は非常に重要な問題を提起しています。まず、彼女のあなたに対する態度に、私は大きな倫理的疑問を感じざるを得ません。彼女は本当にあなたのことを愛して結婚を考えていたのでしょうか。あなたの書かれたことが本当であるとすれば、彼女はあなたがエホバの証人にならないなら結婚できないが、エホバの証人になれば結婚すると約束したはずです。それが、あなたがエホバの証人になったとたんに、がらっと態度を変えて、楽園が来るまで待てとか必要の大きなところに行くなどというのは、これは結婚詐欺と同じ仕打ちではないでしょうか。楽園が来るまで待つという態度は彼女だけでなく多くのエホバの証人がやっていることですし、必要の大きな所へ行くこともわかっていたはずです。それを話さずにあなたに「空手形」を渡してバプテスマに誘い込んだということは、彼女の目的は結婚をおとりにして、自分自身の伝道の成績を上げることであったのではないでしょうか。

あなたは彼女との関係で、深い傷を負いましたが、私は正直にいって、結果として彼女と結婚せず、すんなりとエホバの証人をやめられてよかったと思います。彼女はあなたが考えているような素晴らしい女性ではないのではないでしょうか。表向きの恋愛に隠れて裏で綿密な計算をして、結婚をおとりに使った狡猾な宗教家ではないでしょうか。「パーチクリン」でも狡猾な宗教家でもない、「普通の」女性の中にあなたにふさわしい人はきっといると思います。あせらずに探して下さい。

あなたの忠告は私からも読者の方々に勧めます。「結婚が目標でエホバの証人になるのはやめましょう」。何度も他の投書に対しても書きましたが、エホバの証人の愛は、条件付きの愛(組織に属するなら愛する、属さないなら愛さない)、そしてひどい場合は彼らは結婚を宗教を広めるおとりに使い、その結果この方のように深く傷つけられるからです。