現役研究生より−「妻をとりもどす」という夫の心情について

(6-22-00)

はじめてメールさせていただきます。

私は今、研究生です。
エホバの証人の方々から
幾度となく勧誘(こっちの方が正しい気がしたりするので)の
訪問がありましたが、いつも適当にあしらっていました。
そんななか、一人の証人の方を結構気に入り、
聖書への興味もあり研究することになりました。

私は結婚しています。子供はいません。
主人は私の自由意思を尊重してくれる人なので
私のしていることには反対しません。
私は少し身体が弱いので家にこもりっきりでいるよりは
研究に行ったりすることで楽しんで、
しかも適度な発散になるので
良いことだと思ってくれています。

私は過去に霊友会という宗教に入信していました。
友達がやっていて、宗教とわかっていましたが
なにかのサークルみたいな感覚でいました。
両親は浄土真宗なので内緒でした。
しかし結婚をするとき、本格的にやるように言われ
また、彼も入信させないといけないと言われました。
私は熱心な信者でもないし彼の自由意思を無視してまで
やらせるつもりは更々ありませんから脱会しました。
「不幸になるよ」と言われました。
人を不幸にする神なんて、いらないと思いました。
エホバにしても全然、信じていません。
先のことはわかりませんが今は信じていません。

宗教が人を勧誘するのは、ごくあたりまえのことです。
人はなにかしら、心の支えを求めていますから
無宗教の人よりは、なにかに入信している人のほうが
多いと思います。
たとえ家族が良くても、それだけでは不安なものなのでしょう。

日本人は特に中途半端な人は多いと思います。
正月に神社に行って、クリスマスをして
お墓参りはお寺に行きます。
私は司会者の方に
「私は多分、研究が終わっても証人にはなれない」
と、言っています。
理由はいろいろあります。

このサイトにはいろんな経験をされた方の
お話がありますが、中々多くて読みきれません。
少しずつ、読んでいこうと思います。
気になることはいくつかあります。
男性の方が自分の奥さんが入信したことで
「妻をとりもどす」などとありますよね。
その奥さんは
「エホバなんか信じてない、証人やってるの辛い」と
言っているのでしょうか?
だったら助ける必要はありますよね。
でも「私はエホバについて行く、証人やってて幸せ」と
言っているなら、それを奪う権利はあるのでしょうか?
元々はあかの他人であり一人の人間であるはずなのに
結婚したからと、あれもダメこれもダメと言われることは
なぜなのですか?
私は女なので男の気持ちも立場も知りません。
家族がないがしろになっているのだとすれば
それは、その本人とまわりにいる会衆の方に
問題があるのではないでしょうか?
聖書には家族を大切にするように、ありますから。
私は研究に関係なく、お茶会に誘われたときに
たまたま旦那がお休みでしたが
「行きます、旦那は良いって言うと思うから」と言ったら
「ちゃんと許可をもらわないとダメ、今聞いてみて。」
と、言われました。
「ご主人は家の頭なんだから、ないがしろにしちゃダメ」
と、言われました。
旦那は研究生でもないし、司会者と会ったこともありません。
でも、旦那ほっといても集会に来いとは言われません。
研究していること、
どこに行っているかということ、
何をしているかということを
キチンと旦那に話して許可をもらうように
勧められています。

会衆にも地域柄は多分にあるでしょう。
私の住む所ではエホバに関係なく
わりと気さくな人は多いですから
会衆もそんな感じなのかもしれません。
私にとって宗教は、今も昔も
サークルのような物なのかも知れません。

キリスト教の方がエホバの嘘を暴く!
そんなホームページを見て
笑ってしまったことがありました。
最初は興味本意で見ていたのですが、
結局、どっちもどっちか・・・
そう感じてしまいました。
”エホバやめてこっちに来なさい”
結局それかい!と、思いました。
エホバの教えの間違いを書いた書物を
売ってはいけないと思います。
なぜなら聖書も冊子も私はタダでもらいました。
エホバの証人は寄付の制度で成り立っていると聞きましたが
私は10円もしていません。
研究はじめて半年以上になりますが
いまだにタダでもらっています。
反エホバの側も寄付で本作って
配ればいいのでは?
お金、出してまで読まないですよ・・・私はどっちも・・・

でも、宗教なんて、そんなものかもしれませんね。
どっちもどっち・・・
なにしろ聖書の国が
核兵器、持ってるんですから・・・
まあ、お金は絞り取るは、殺人はするは
そんな宗教なら、なんとかしろ!って思いますが・・・

支離滅裂な物になりましたが
最後に私は結構楽しんで
研究生しています。
それでいいと思っています。
ではでは。

《編集者より》
「妻をとりもどす」というエホバの証人を妻に持つ夫の心情がおわかりにならないようですが、それはあなたの言うような意味、つまり妻が自分の意志に反して組織に囚われたという意味で言っているのではありません。問題はエホバの証人に入った妻が、劇的と言えるような人格変化を起こすことなのです。その結果、妻は結婚以来愛してきた妻とは全く異なる価値観をもち、全く異なる行動をし、全く異なる人間関係を持つ女性に変身してしまうことです。これを見た夫は、それまでの妻がいなくなった気持ちになるのです。そしてそのような妻に、夫が愛してきた昔の妻を捜そうとすると、人格変化を起こした妻から冷酷な拒否を受けます。「妻をとりもどす」という表現は、夫たちが申し合わせて言っているのではありません。多くの夫から、それも日本だけでなくアメリカでもヨーロッパでも同じように、「妻を失った」「妻を取り戻したい」という表現が自発的に出て来るのです。このことは、ものみの塔宗教による信者のこのような劇的な人格変化が、広範に広がる世界的な問題であることを物語っています。

しかしあなたの言うように、夫を少なくとも形の上では敬い、その権威に従うというのはものみの塔宗教の教えであることも確かです。それではなぜ、そのような夫が「妻を失った」「妻を取り戻したい」という気持ちに追いやられるのでしょうか。私の見る所、それはそれまでの夫と妻との関係によると思います。妻と社会的、精神的、宗教的価値観を深く分かち合うことをしておらず、例えば妻との楽しみはたまに一緒に映画を見たりゴルフをするだけで、後は仕事に専念するという夫には、妻がエホバの証人になることは大きな問題にならないでしょう。あなたはお子さんがいないようですが、子供がいるかいないかも夫の見方に大きな影響を与えます。夫と妻とが協力して子供を育て教育する課程では、映画とゴルフだけで繋がっている夫婦であっても、二人の共通の社会的、精神的、宗教的価値観を分かち合う必要がどうしても出てきます。そのような夫婦関係にエホバの証人の宗教が侵入してきた時に始めて、いわゆる「家庭破壊」の悲劇が起こるのですが、お子さんのないあなたとあなたのご主人には、まだこの理解は不可能かもしれません。

なお、反エホバの証人の人々も書籍を無料で配布すべきである、というご意見ですが、これは現実を全く無視した発言です。エホバの証人に反対する人々は様々な理由で様々な人が行っています。それらの個人が、ものみの塔宗教のように世界的に組織立って何万人の無料の労働者を使用して本を作って配布し、多額の資産を投資に回して利益を上げ、その上で宗教法人としての税制優遇を受けながら寄付を集めている組織と同じようなことをやれ言うのは、全く非現実的で不可能なことです。しかし、ごく最近のインターネットの発達はそれに近いことを可能にしたのかもしれません。このウェブサイトは読者の方から寄付も購読料も一切とりませんし、今後もその積もりはありません。インターネットはものみの塔協会のような巨大組織に対して発言する無力な人々の味方と言えるでしょう。