まだ断絶出来ない証人

(6-15-00)

前略、2年ほど前から貴兄のHPを楽しんでおり感謝いたします。
ものみの塔協会の統治体の正統性に疑念を抱いてから、不活発を決め込んで現在無活
動の状態です。一応審理委員会より注意処分をうけましたが。
他の様々なHPや教会の出版物を時々当たっていますが、いま一つ割り切れないものが
あり、ものみの塔の教える聖書理解から離れられません。
ひとつの点として、統治体の兄弟たちが誰一人として144000人の霊的イスラエルの一
人でないとしても、キリスト教徒は、少数(144000人が実数か象徴かはともかく)の
選ばれた者と他の大群衆とで構成されており、天に行くものと地に住む者とがいると
いう理解です。新共同訳(もちろん和訳です)を時々読みますが、他の理解は受け入
れ難いと感じています。
今回は、はじめての投書ですので、これで終わりにしますが次回より具体的に聖句を
引いて投書したいと思っています。そして正しい理解を得られればと期待しておりま
す。
                                敬具

《編集者より》
組織に疑問を持ちつつもエホバの証人をやめられない人の中に、あなたのように他の聖書の解釈を受け入れることができないという人々がいます。他の人々は、組織を出ると同時に聖書と神への関心もなくなるようです。あなたは多分、神への信仰を続け聖書を人生のよりどころにしながら、組織を出ることを考えているのだと思います。幸か不幸か、ものみの塔宗教の聖書理解と、一般キリスト教の聖書理解には大きな隔たりがあり、ある人は一方が間違いで他方が正しいという単純な見方で解決するようですが、別の元エホバの証人は現在のキリスト教の聖書理解の問題点とものみの塔の聖書理解の問題点の両方を認識して、よりすっきりした聖書の見方を身につけることもあるようです。私個人として勧めるのは、多くの聖書解釈を比較してその中から自分自身で納得できるものを築き上げることです。ものみの塔宗教の聖書解釈の最大の問題、それは聖書解釈は組織に属し、個人がやるものではないという教えです。イエスやパウロが当時の「組織の解釈」に従わなかったことは聖書に明白に書かれています。ものみの塔の組織を出た後で、別の「組織」の聖書解釈を丸呑みにするという、同じ間違いを繰り返さないようにして下さい。そのような姿勢でいる限り、あなたが丸呑みにできるような、別の解釈は見つけられないでしょう。