「エホバの証人と共に」−エホバの証人を妻子に持つ方より

(4-30-00)


初めまして。私はエホバの証人を妻子に持つ者です。妻は10数年前からエホバの
証人と聖書研究を開始し、数年前の癌手術時に輸血を拒否、その後洗礼を受けま
した。娘は妻の2年後に洗礼を受けました。 私は強く反対しましたが、当人たち
の決心を変えることは出来ませんでした。息子は学生の伝道者で、洗礼を希望し
ていますが、自立(就職)するまでは洗礼を受けて欲しくないという私の願いを知
って、思い止まっています。

私はこれ迄、数年間、エホバの証人や集会のことで妻と口論を繰り返してきまし
た。私に無断で子供達を集会に参加させるようにした時、同様に無断で奉仕活動
に参加させるようにした時、妻や娘が決心した後で私に洗礼を予告した時などで
す。しかしながら、組織の集会に参加し、執拗に反復されるその行動指針に服従
する者が、理性を欠いた主人の非難を聞き入れることはありませんでした。

今年の初め、私は何か新たな方向性を持って取り組む必要があると感じました。
単に家族の行動を非難するだけではなく、私自身がエホバの証人を理解する為の
行動を起こすべきであると。そこで、ものみの塔の公式ウェブサイトを調べてみ
ましたが、私が知りたい情報を得られませんでした。しかし、その代わりとして、
多くの個人サイトがあることを知りました。

エホバの証人自身が運営しているあるサイトは、信者として、組織構成員として
の情報提供の場で、一方的、排他的に感じました。また、ものみの塔の統治体は
信者が個人のウェブサイトで一般人との意見交換をすることを薦めていません。
結局、私はこのJWIC、そしてLINK先のサイトから大変有用な多くの情報を得るこ
とができました。村本さんのこれ迄のご尽力と累積された情報に感謝します。

私は今後、家族、そしてエホバの証人とどの様に話し合いを進めて行くか不明で
すが、「とにかく止めろ」という非論理的な態度ではなく、彼らの考えを聴き、
自分の考えとの相違点を確かめ、その違いを(可能ならば)冷静に話しあえるよう
になりたいと思っています。エホバの証人である家族と共に人生を歩むには、互
いの理解、努力、忍耐が必要でしょう。私は今後、その取り組みの内容を時々お
送りしようと思います。拙文は2〜3回で終わるかもしれませんが、他の同様な状
況の方々のご参考になれば幸甚です。

《編集者より》
すでにご存知でしょうが、エホバの証人を夫に持つ方々のウェブサイトやメーリングリストがあります。情報を交換して励ましあう場としてご利用下さい。今後の進展をお便りで教えて下さい。


読者の広場インデックスに戻る