「物事をありのままに考えるエホバの証人」よりを読んで−先週断絶した元エホバの証人

(2-25-00)


 初めてメールを書かせて戴いています。
 私はつい先週エホバの証人の組織から断絶し、神様の恵みにより教会生活を送ることができた一
大学生です。現在神奈川県に住んでいます。
 私自身、研究生の時代も含めると約10年間、エホバの証人と接触していたことになります。その
間本来自分の希望としていた思いを敢えてエホバの組織で生きるためと考え、犠牲としてきました
。そして中傷と偽善に満ち満ちたこの組織にいつまでも足を突っ込んでいることに、深い罪悪感を
感じていました。
 そんなところに、インターネットを通して知ったJWICの存在や、大野キリスト教会の中沢牧師の
助けを知り(協会までは自転車で通える距離・・・これも偶然なのですが)、聖書の正しい知識を
身に付けることが出来ました。このような電子人工言語という手段を通して、助けの道を備えてく
ださった皆様、そして何よりも愛ある神様に感謝しきれないものを感じているところです。
 そしてこの度現役のエホバの証人の長老が書かれた「物事を・・・」を拝読させて戴いて、なお
一層エホバの組織の巧妙さを実感させられました。特に未来を想定して書かれた「新しい光」はま
さに大爆笑でした。現役がこのように思っているところを知ると「ああ、この組織も終わりなのだ
な」と確信させられます。
 しかし爆笑してもいられません。信者は「本気」なのですから・・・。そこがカルトの恐ろしさ
なのですが、少しでも多くの人に「エホバの組織は間違いなのだよ」ということを教えてあげなけ
ればなりません。元証人だった私なんかは特にそうです。そして組織がいう「キリスト教世界」っ
て出版物にかかれているほど「ワル」じゃないよということも教えてあげたいです。実際僕が大野
教会や現在洗礼を受けて通っている教会は肩肘の張らない愛が全体に繰り広げられています。聖書
の真理を信じて近づいた証人には、ぜひ転向してほしいと思っています。
 私は今年大学を卒業し、もう一度神学部を受験します。聖書の奥深さと一人でも多くのエホバの
証人を救えるのかを全力を尽くして学んでいきたいと思っています。これからも村本さんにはお世
話になることも多かれとはおもいますが、どうぞよろしくお願いします。乱文も甚だしいのでこの
辺りにお開きにしたいと思います。それでは。

《編集者より》
元エホバの証人として再度聖書を学び直し、エホバの証人の救済活動に奉仕されている方は数は多くありませんが何人かいるようです。「目薬」を主宰している岩村氏がよい例でしょう。非常にユニークな知識と経験は、エホバの証人の理解と救済に貴重なものとなることでしょう。今後のご活躍に期待いたします。


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