(10-17-05)
<前略> 今から10年ほど前に一人で渡米、99年に結婚し今は専業主婦で5歳になる娘がいます。 わたしはエホバの証人ではないのですが母と姉がクリスチャンです。 でも姉は2年ほど前に会衆の人間関係で疲れ、(家事と子育てもかねて)脱会はしていな いけれど集会には行ってません。 母は今も行っていると思います。 私は小学校、中学校、高校の途中まで母と一緒に集会に行っていて、彼らと交わっていま したが子供の頃から彼らの恐ろしいまでの上品ぶりに子供ながらに嫌で嫌々いっていた、 という感じでした。 高校生の頃我が家は父が儒教で、母がクリスチャンになった事をきっかけに母は我が家で の革命をお越し、本人は神の教えを子供に教える、偶像を崇拝しない、などなど本人は使 命を達成するために生き生きしてましたが、当の子供は、特に私はもう勘弁してください、 、、という毎日でした。 父は聖書などとんでもないと家の中で大暴れして書籍を二階の窓から放り投げる、それで も母は[集会にいくわよっ!」と暴れる父を尻目に子供たちを(四人兄弟)集会に連れて く、帰って来たら家の中はもうグチャグチャ、という毎日でした。そんな事が一年続き、 父は愛人を連れて家を出て行き(うちから車で15分の近いところですが)兄弟4人もい るので一人位父について行ってあげなきゃと私なりに考え父について行き、まさか愛人が いたなんてその頃の私は知らず、でも父は学校のお弁当を作ってくれたり頑張ってくれて ました。 でもたまに母が姉を連れて突然現れて大声で私が取った行動(父について行く、集会に顔 ださない、など)を罵り、今度は母が大暴れ、、、もう高校生の私はお手上げ状態でした。 そして私は母にもうこれから集会には絶対行かない、興味がない、勉強なんてとんでもな いと今度は私が母の体制に革命を起こし、私の革命、反逆に母はおののき(私の兄弟構成 は姉、私、弟、妹、で私の姉は母の従順な僕でしたので)いろんな姉妹を連れて来ては私 と話させ、姉妹の家にお茶に誘われ、やんわりやんわり手なずけようとしたのですが私は ノーというばかり、で最後には長老と一対一で3時間以上の尋問。 でも私はその当時神と言う存在が信じられない、全ての物には作り手がいる、イエスもエ ホバがつくったんですよ、といわれるけれど、ではエホバはどこからきたのですか?神と して永遠の時を過ごされて来たとしても最初の一つ目があったはずじゃないですか、その 一つ目はどこですか?では聖書のマタイの何章何節を開いてみてください、、、、などを 延々三時間以上、、、繰り返し最後の長老の答えは「神がどこから来たかなどあなたが考 える領域ではないのです』と今まで散々アペタイザーを食べさせられて最後にメイン料理 はなし!?という結果で終わり、そして私もそれからその当時の非行、とでもいうもので しょうか、夜遊びに力入れ、家には帰らず、親との会話などほとんど無く、高校卒業とと もに遠方の地域に専門学校に行く事を選びめでたく一人暮らし、となりそれから二十代中 盤の頃、当時花屋で働いていたのですが毎日毎日働いて自分の人生もっと彩りがほしいな と、一人渡米し今に至ります。 私の事を書きましたが、このサイトを見たきっかけは昨日エホバの証人の方がいらして (日本人の方です)お勉強しましょうといわれ、こういう事は今日が始めてでなく前には 女性のエホバの証人が二人で週一回家に来てはどうして聖書から遠ざかったのですか、ま だ一緒にやりましょうと言われていたのですが私は聖書は読むけれど(素敵な言葉がたく さんあるので)一つの読み物として読んでるだけで集会も奉仕活動も興味がない、といっ ていたら彼女たちは来なくなり、やれやれホッとしていたら、昨日中年の夫婦のかたが集 会で以前いらしてた姉妹から私の事を聞き、是非もう一度、、、と今度は廊下で20分立 ち話、そして書籍を二冊おいて、[又来ます」といわれ、さて、今度はどう断ろう、、、 私は今ダライラマを信仰してますって言ってみようかな?など考えながら家事をし、子供 を寝せて夜メールをチェックするときヤフーサイトで[エホバの証人」と検索してみたら ここにあたり、読んでみて、わたしが感じている事が書いてうれしかったです。 今は神、という人格的な存在ではなく「宇宙の大きなエネルギー」と考えると分かります。 そういうとてつもない力がある、そしてそれは私とつながっている、と頭でなく感じます。 娘を産んでさらに感じます。 うまく文章にできないのですが、、、私と娘の間にある「愛」、10ヶ月間お腹に子供を いれてまさに、私に子供がつくれるの?!人間つくれる??まさに私の中に宇宙がある、 なんてことなんだー!と娘を始めて見たときに自分で産んだにもかかわらす、なんだか奇 跡をみたような、不思議な感覚、わたしが喜ぶと[宇宙の大きなエネルギー」も喜んでく れてるような、そんな感じがしていました。 でもそうだからといって聖書には結びつかなくて、別に一生懸命聖書を読まなくても、集 会など行かなくても自分の心の中に「エネルギー」があると思えばそれで充分でした。 でも昨日いらした兄弟、姉妹たちはなぜそんなに私(以外の人も)誘うんでしょう? 昨日も彼らに話したのですが、私と[神」とのやり取りで私は満足してます、といったの ですがそれではいけないらしく、聖書をもっとひもときましょうと言われました。 以前ホラー映画を見ていたときそのとき悪魔を撃退する牧師さんが「道に落ちている小石 を拾ってみてください。その後ろに神はいるのです。」と台詞があったとき、そうなんだ! これなんだ!生活のどこにでも[神」はいて常に自分とコネクトされていて別に集会にい かなくても、勉強しなくてもいいじゃないか〜、と怠け者の私が出した答えでした。 [ものみの塔を出てどこへいけばいいのですか?/デービットリード著」は姉にも送りた いです。母にも送りたいです。 彼女は今もエホバの証人ですが私がおもうに神が云々より自分の生活、結婚生活、嫁ぎ先 の家でうまくいかなく、友達も無くそれ故にやっているんではないか?と思います。 たしかダライラマが言った言葉だと思うのですが素敵な台詞でした。 「祈りなさい、あなたはあなたの神に祈りなさい。」 下手な文章で申し訳ございませんでした。 それでは、、、。
《編集者より》
非常に興味ある体験と見方とをありがとうございました。少し本人が特定されそうな事柄が書いてありましたので、少し削除した部分があります。最近の他の投書にも共通するのですが、姉妹の間で、一人は組織に固くつき、もう一人はあっさりと組織を出るという、その違いに私は興味を持っています。もう一つ興味があるのは、あなたがお子さんを出産した時に体験した「私の中に宇宙がある」という「不思議な感覚」です。私はこのような「感覚」が、個人的な宗教感覚の母体なのだろうと思っています。これは私の本にも書いたことですが、宗教の集会とか組織というのは人間集団の都合で作られたもので、宗教の本質は脳から出てくるあなたの言うような「感覚」だと思っています。その意味であなたは宗教の原点に戻り、それを大事にしているようで、素晴らしいことだと思います。