「私の妻」

(9-12-05)


私は、55歳のエンジニアです。長年仕事でがんばった甲斐があって、会社でも評価され
て、相当の地位にいます。

家内は、15年ほど前からエホバに入っています。
そのころ、私は会社の仕事が充実し、家庭を顧みなかったのです。たぶん、彼女は寂しか
ったのだと思いますが、入信しました。

近年、私の仕事にも余裕が出て、家庭を顧みますと、彼女は、昔の彼女ではなく、エンジ
ニアの私にとっては、『化け物』の様な存在になっていました。
神について、価値観について、人の欲望について、等、私には到底理解できない様な言葉
を話します。
その時の、彼女の目つきは、私にとって到底『女房』、『女』を感じられません。
従って、おのずとSEXから遠のいています。もう、一年以上もしておりません。

そのことについて、彼女は私をなじります。

長年、連れ添った彼女ですから、彼女の攻撃さえ受けなければ、一緒にいてもいいと思っ
ていますが、『あなたは、人でなし』『サタン』『私の人生を台無しにして』等なじりま
す。

55歳になってSEXにも、あまり執着が無くなっている私ですが、彼女は私が彼女とS
EXをしないのは、浮気をしているからだと決めつけて、執拗に私を攻撃します。

こういった、妻と、どのようにつき合っていけばいいのか、アドバイス願います。

《編集者より》
あなたのご夫婦の問題が、どこまでエホバの証人問題に起因しているか、どこまでが夫婦の相性の問題なのか、難しい問題のように思います。もちろん、私には分かりませんが、少なくともあなたご自身には(エンジニアとして)分析が可能なのではないでしょうか。エホバの証人の妻が「人格変化」を起こすことはよく知られていますが、これは普通、信仰に入りたての時に経験されるものです。あなたの場合、既に15年が経過しており、今更「人格変化」というのも不自然な気がします。私が想像するところでは、夫婦が倦怠期に入り、相性が合わなくなった所にきて、奥さんのエホバの証人の気質が夫婦の亀裂を更に深めているというのが実態なのではないでしょうか。私は夫婦関係は神聖なものという認識はありませんが、(夫婦間に愛があることが夫婦関係の条件であって、愛のなくなった夫婦関係は社会的な都合によって維持されているグループに過ぎないと私は考えます)あなたが夫婦というものをどのように考えるかによって、どのように付き合うかが決まるのではないでしょうか。エホバの証人の妻とうまくやっている夫婦は、私の知っている限り、妻は宗教を家庭に持ち込まない、夫は仕事を家庭に持ち込まないという、暗黙の了解の下に、家庭内では普通の夫婦と近い関係を保てるようです。この場合、ある程度夫婦間のgive and takeが必要です。妻は夫の「世的な」仕事の都合や付き合いに理解を示す必要がありますし、夫は妻がエホバの証人としての最低限の活動を家庭の外で行なうことを許容する必要があります。しかし、もし宗教も仕事も抜きにしても、夫婦関係が本来冷え切っているのなら、エホバの証人問題に関係なくそれ以上夫婦関係を続ける意味もないのかもしれません。


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