「エホバの証人の集会が子供たちに与える弊害」

(8-12-05)


エホバの証人の集会が子供たちに与える弊害
現在日本には21万人のエホバの証人がいますが、その子供たちを含めると30万人近い人
数になっているのではないでしょうか。そしてその子供たちの多くが2世と呼ばれる子
供たちで彼らこそこの宗教の大いなる犠牲者と言えます。彼らは幼少と言うより生まれ
た時からものみの塔の教えをいや顔でも叩き込まれ、週5回の集会に出席させられ、年3
度の大会に出席させられます。そしてそれは次のような弊害をもたらしています。
@	集中力の欠如…通常の集会では2時間、大会に及んでは8時間じっと座席に座っ
て、訳の分からない話を聴かされるため、聴いている振りをして実際には話を聴かない
習慣が自然と身についてしまうのです。ものみの当協会は、ノートを取り、じっと座席
に座るよう親に指導しているため親も必死になって子供を静かに座らせるよう訓練しま
すが、静かにしていればお利口と勘違いし、それで満足している親が多いのです。その
ため2時間もの間、他の事を考えながらボーット座席に座る習慣が身につき、それは学
校での学習にも影響を与え、ひどい場合には学習障害にも発展しかねません。特に快活
で、好奇心に満ちで、集中力の限られた子供たちには深刻な影響を与えているように思
います。おとなしい子や、本の好きな子は良いかもしれませんが、そんな子がばかり多
くなると聖書お宅のような頭でっかちで、人の感情など全く分からない人ばかりになる
ような気がします。是非一度エホバの証人の集会に行って、子供たちの様子を観察して
見てください。彼らノートを取っているかもしれませんが、話は殆ど聴いていないので
す。
A	人の話を聴かない…上記のように、いつも話を上の空で聴く習慣が身につくた
め、人の話を聴けなくなる、つまり傾聴力が無くなってしまうのです。いつも人と話し
ながら他のことを考えるようになってしまうため、また一般教養を身につけていないた
め、訳の分からない返答をするようになってしまうのです。そのため会話が一方的にな
ったり、仲の良い人だけ、家族だけしか話さなくなったり、つまり他の人とまともな会
話ができなくなってしまうのです。
B	寝不足…集会は週3回それも集中の夜と日曜日の午前か午後、会衆によっては
土曜の夜に集会があるため、子供たちは休む暇が殆なく、そのためいつも寝不足で疲れ
ている状態にあります。また親、とくに父親(未信者)と遊ぶ時間が全くなくなるため、
家族のコミュニケーションが悪くなり家族関係に大きなストレスを生じさせています。
よくものみの塔には、母親がレクレーションを計画してくれたとか、開拓者の兄弟が遊
んでくれたとか経験がありますが、私の知る限りそのような例はまれで、母親も兄弟た
ちも日々集会と奉仕のこなすのに忙しく子供たちは構って貰っていない状態が現状なの
です。私も2世で長老ですが、自分の経験から子供を集会に行かせるのは、日曜日だけ
で十分だと考えています。

《編集者より》
私はあなたの指摘された問題に追加して、もう一つの重要な弊害があると思います。それは、ものみの塔研究の質疑応答では、模範解答が常に用意されてあり、それに沿うように答えることがほめられることであると訓練されていることから、自主的、創造的な思考過程を完全に摘み取られることです。一昔前の日本の学校教育は、マルバツ式、答えを選択肢の中から探すだけの試験勉強が主でしたが、これは本質的にものみの塔が長年使っている「教育訓練」の方法と基本的に同じです。これはサーカスの熊の調教と同じで、調教者が期待した通りに行動すると誉められ、それ以外は誉められないという繰り返しの中から、調教者(この場合はものみの塔の記事の教え)が身に着いて覚えられることになるのです。この教育方法は、選択肢の中から選ぶというだけの思考法では効果がありますが、自分で調べ、自分で自主的に時には批判的、正反対の答えを作り出す力を無くさせることになります。恐らく現在の日本は、このような昔の教育方法の弊害を知って、より創造的な答えを出すような教育になっているのではないかと思いますが、ものみの塔協会は全世界で、昔も今も、このような人間の個人的な思考を無視した、サーカスの熊の調教のような教育を毎週くりかえしているのです。


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