敬虔な従順地域大会1日目

(8-5-05)


「敬虔な従順」地域大会第一日目の報告
2005年の地域大会の主題は「敬虔な従順」というもので、字のごとく従順を強調する内容
です。第一日目のプログラムは『私の声に従え。そうすれば、わたしはあなた方の神とな
る』(エレミヤ7:23)の聖句を基調に全部で11のプログラムから構成されていました
が、その内容を簡単にまとめてみました。
@	目的をもって聴く
・ 4つの目的をもって聴くように促される。
・ モーセの時代のイスラエル人が組織的に教えられように今日の神の民も統治体を通し
て教えられる必要がある。プログラムの2Pに印字された「統治体による企画」が強調され
る。
・ 大会を宣伝するよういつもバッジを付け、証言できるようパンフレットを携帯するよ
う大会出席者を促す。(レストランでの証言の実演)
A	エホバはご自分の声に従う人々を祝福される.
 7人の経験 ・特別開拓者の夫婦の経験
      ・子供全員を開拓者にした夫婦の経験
      ・世俗の仕事を辞め開拓者になった兄弟の経験
      ・学校で証言した高校生2人の経験
B	わたしたちは「くすしく造られている」
       後日ものみの塔の記事なると思われるので省略
C	復活・・・その希望があなたにとって現実的であるべきなのはなぜか
       後日ものみの塔の記事なると思われるので省略
D	基調をなす話:手本である方に倣って神に従順
エホバへの従順は苦痛ではなく、それは各自の自由意志に委ねられている。
しかし、神への無条件の従順を選択したなら、どの程度の従順が求められるのか?集会に
時折参加し、時折人に親切にすれば十分なのか?
エレミヤ7:23とエレミヤ42:6からどんな要求、指示も守る決意をすべきである。エホバ
に仕えていると口で言うだけではダメ。御子(イエス)の次の手本に倣うべき。
・	何事においてもエホバに誉れをもたらした
・	導きを神に祈り求めた
・	聖句の内容を心に明記し行動した
・	聖書の命令の意図を汲み取った
・	神から権威を委ねられた人に従った
今日忠実な奴隷級(つまりと統治体)は神からの権威を委ねられており、
その指示に従うことが必要。神への無条件の従順が必要。


E	『霊のことを思い』つづけて生きる
省略
F	「あらゆる強欲に警戒しなさい」
    強欲に立ち向かうための4つの特質
・	心からの愛
・	満足すること
・	エホバへの信頼
・	自制
開拓者の一兄弟の実演(新車を買うか否か?開拓奉仕を続ける決意を固め車検を受けるこ
とに決定)
開拓者の夫婦の経験(高い地位と高年俸が保証され有望視されていたが、開拓奉仕のため
良い立場の仕事を辞める。得ている祝福を考えて見ると後悔はない。
G	『従うことは犠牲に勝る』
自己欺瞞に気をつけるように。
神は不従順をきらわれ、従順を好まれる。
ホセア6:6を開き神は心からの従順を望まれることを強調。(しかしこの聖句は「心から
の愛ある親切を神は好まれる」と書いてあるのでは?適用には?が残った。余談ではある
が、話し手はベテルからの来賓で、話し方が誰かに似ているなと思ったら、朝鮮労働党の
国営放送のアナウンサーと酷似している。髪型といい、表情といい、身振りも全くといっ
て良いほどよく似ている。嘘と思われるなら実際に大会に足を運ばれてみては如何でしょ
うか)
H	「巧みに考え出された作り話」に従ってはならない
「巧みに考え出された作り話」つまり欺きに注意する。
今日インターネットによって全くの偽りを流すものがいる。
今日どのような欺きがあるか
・何が正しくて、間違っているかは自分で決められる
・高等教育は成功の鍵
・結婚相手をインターネットで探してもいい
・不義な性関係は幸福を生み出す
・この世では高い地位が必要
・自分が第一
・お金があれば幸福になれる
・会衆の長老に批判的な人

どのような巧みな作り話の影響があったか?
5人の経験
・高校生(男子)・・・先生から一流企業、大学への進学を勧められるが断る。
・高校生(女子)・・・男子との交際を断る。男女交際は危険が潜んでいる。
・開拓者(兄弟)・・・一流企業から入社の要請があったが断る。
・開拓者(姉妹)・・・子供の教育で未信者の夫と対立。離婚騒動となる。
・奉仕の僕・・・営業の責任者になるよう要請されるも断る。

I	シンポジウム:ハガイとゼカリアは従うよう鼓舞する
    ハガイとゼカリアの時代の神殿建設が滞った時代と今日のクリスチャンを比較。
    自分の資産形成を気にしすぎて、神への奉仕をないがしろにしてはいけない。
    1919年以降成就している霊的神殿を造る業に熱心に取り組み、世俗の仕事や、自
資産を形成する「死んだ業」により「鏡板を貼り付けた者」とならないようにする。
J	すべての苦しみはまもなく終わる
新しいパンフレットの発表

以上ですが、今回率直に感じたことは、神への服従は自由選択であると言いつつも、神へ
の『敬虔な従順』と言うより、統治体への『絶対服従』を強調しているとしか思えません
でした。経験に出てくる人々もいつものごとく、まるで『特攻隊』のような経験ばかりで、
神に忠実と言うより組織の指示通りに行動している人のものばかりです。綱紀粛正ではあ
りませんが、従順を強調することにより、組織を引き締め、統治体の権威付けを一層強固
なものにしたいのではないでしょうか。まるでお隣の某共産国の独裁者のやっていること
と全く変わらないように感じます。
貴殿はどのように感じられるでしょうか?

《編集者より》
私は今年の大会に行くことができず、間接的に聞いただけなのでとても参考になりました。「一流企業」や「高等教育」や「インターネット」が相も変わらずに否定的に見られていることは、「いつまで経っても変わらない」というのが率直な感想です。