子供時代の体罰の体験

(7-25-05)


はじめまして
私は今25歳で 母親と妹がエホバの証人をしています。
こちらのサイトのことはあまり詳しくは把握できていないのですが、私の体験から何
か分かっていただけたらと思って投稿しました。
私は小学校の1,2年生からちょうど中学三年生を卒業するまで、母や妹と一緒に通っ
ていました。小中学生と言うと多感な時期だったので、辛い想い出も沢山ありまし
た。今となってはとても落ち着いた生活をしていますが思い出すのはあまり楽しいこ
とではありませんね。逆に楽しかったこともありましたが、人間辛いことのほうがイ
ンパクト強く覚えているものですよね。
体罰という言葉が最近では頻繁にいろいろなところで使われて一般的になりました
が、今思えばそのようなこともたくさんあったように思います。私自身も受けていた
と断言できますし、皆が集まっている最中に近くのトイレで母親が小さな子供を大声
で怒鳴り叩き叱っている光景を見たこともありました。私が集まりに参加しなくなっ
たくらいに、そのようなことも少し慎むようにとの話があったと聞きましたがよく知
りません。
高校の友人が隣の会衆にいましたが、私が組織を離れた頃から周りの人に私との交流
を絶つように薦められていたようです。長老一族の娘さんでしたが、エリートのよう
な見栄っ張りな意識を親戚全体が持っていたような感じでしたね。
今私自身は彼らエホバの証人についてなにも感情を持っていません。母がやっている
ことも妹がやっていることにも興味はありませんし彼女たちは彼女たちなりに選んで
進んでいるのだからそれでいいと思います。組織から離れ数年間たって歳を重ね、冷
静に考え思い出すことが出来るようになった今、やっとわかったこともいくつもあり
ました。やはり母も若く未熟だったこと。集っている人は、人間、たかが人であった
こと。などいろいろ。気難しく多感な問題の多い時期の私を真剣に応援してくださっ
た方もいました。その方には今でも本当に感謝しています。そういった時期を彼らと
過ごした私の考え方に、大きな影響が残っていること。そしてその影響は時に私を苦
しめ、時に助けにもなっているのも事実だと思います。
過去のことをむしかえして争う気持ちはありません。家族的に今、ドライと言うか深
入りすることなく当たり障りなくよい関係を保っているので、結果オーライというこ
とにしています。
以上だらだらと書き連ねてしまいましたが、今の私の心境を書かせていただきまし
た。
(余談ですが「人は不完全だから」というフレーズには今でもちょっと「?」を感じ
ますね。他の知識はあんまりというかほとんど忘れちゃいましたけど…)
私は彼らに対して否定も肯定もしません。
管理人さんの判断でサイトに載せて頂いても、ゴミ箱へ入れていただいても結構で
す。
こんな投稿をしておいて申し訳ないのですが、もし誰かのこれからの人生にお役に立
てればと思います。
自分勝手ながら、皆様方からの感想お返事は一切希望しておりません。
読んでいただいてありがとうございました

《編集者より》
エホバの証人としての体験は人それぞれに違いますので、全て貴重な話で、様々な人に参考になると思います。体罰がエホバの証人の間で公認されてきたことは、出版物で示すより、多くの人々の証言が有力なものとなりますので、その点でもあなたの投書は重要であると思いました。その後、家族の信者の人々と「ドライと言うか深入りすることなく当たり障りなくよい関係を保っている」とのことですが、元証人や反対者が組織に忠実なエホバの証人と付き合うには、宗教を離れて当り障りなく適当に「世的」な付き合いをすることが一番よいようです。これは特に家族関係で言えることだと思います。あなたの例もそれを示唆しています。


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